メキシコシティからバスで1時間の距離にある小さな町テポストラン。
「TUBO HOTEL」に泊まりたくて訪れた町でしたが、思いの外楽しめました。
後から知ったんですが、テポストランはメキシコ政府観光局により、魔法のように魅惑的な場所「プエブロ・マヒコ」として選出されたことで知られる観光地だそうです。
今日は、そんなテポストランについて紹介したいと思います。
「TUBO HOTEL」についてはこちら↓
※為替レート(2016年6月時点)
1ペソ≒5.68円
テポストランへの行き方
テポストランへのバスは、地下鉄2号線の終点タスケーニャ駅側にあるバスターミナルから乗ることが出来ます。
タスケーニャで電車を降りたら、「AUTOBUSES SUR」の方へ。
そのまま進むと、トイレがあるのでその手前の階段を降りて、露店が密集しているエリアを通り抜けます。
で、露店の密集しているエリアの先にバスターミナルがあります。
テポストラン行きのバスを扱っているのは「Pullman de Morelos」というバス会社で、バスターミナルに入って一番右奥にある「OCC」というカウンターでチケットを購入出来ます。
料金は1人片道108.5ペソ(約616円)でした。
往復での購入を勧められたので、往復で購入。
復路は1ヶ月有効のチケットで現地でバスに乗るときに予約を入れます。
バスターミナルを出るときに荷物のX線検査、バス乗車時に荷物のチェックを受けました。
バスは一応1等なのかな。トイレとモニターが付いていました。
でも、バス内にトイレの臭いが充満していてホント辛かった。
1時間ほどでテポストランに到着。
高速を降りてすぐのところにあるPEMEXの隣がバスの停留所になっています。
帰りもここからバスに乗れます。
テポストランの街並み
こちらがテポストランのメインストリート。
石畳の道路に、オシャレなレストランや雑貨屋が並んでいます。
こぢんまりとした町ですが、個人的にはそれが気に入りました。
奥に山が見えるように、自然に囲まれていてメキシコシティとは違って空気が綺麗なのも高ポイント。
メインストリートを外れるとイッキに閑散とします。
これはこれでのどかで良いですね。
石垣が沖縄っぽさも感じさせます。
テポストランの食事情
可愛いレストラン「ロス・コロリネス」
テポストランで行ったレストランが「ロス・コロリネス」
メキシコシティのホストがオススメしてくれたので行ってみました。
カラフルな外観が特徴です。
中に入ってみると、内装もカラフル!
とっても可愛いレストランです。
椅子がぶら下がっていました。
2階の席へ案内して貰いました。
そして、ここで食べたのが「モレ・ベルデ」
珍しい緑色のモレです。
モレというのは、本来こんな感じ。
メキシコ料理の最高傑作と言われるチョコレートを使ったソースで、チョコの甘味がほんのりするビーフシチューみたいな味です。チリの辛味も少し効いていて、めちゃくちゃ旨いんですよ。
で、「モレ・ベルデ」も期待していたんですが、食べてみたらあんまり味がしなくて美味しくなかったです。笑
味としてはオススメ出来ませんが、メキシコ内でもあまり見かけないのでネタとして食べてみたら良いと思います。
値段は104ペソ(約591円)でした。
安く美味しく食べるならメルカドの食堂・屋台
テポストランのメインストリート沿いにメルカド(市場)があります。
そこに、たくさん食堂が入っているので、安く美味しく食べるならそこがオススメ。
写真は、キノコのケサディージャ。20ペソ(約114円)
テポストランはキノコが有名らしいです。
デザートは「テポスニエベス」のジェラート
メキシコ中に展開しているジェラート屋「テポスニエベス」の本拠地がここテポストランで、メインストリート周辺にたくさん店舗があります。
TUBO HOTELのマネージャーが、僕ら以外お客さんが居なくて暇だということで、用事のついでに連れてきてくれました。
店内は、こんなに可愛い内装になっています。
そして、マネージャーが勧めてくれた(買ってくれた。笑)のがコーンのジェラート。
コーンの風味がして意外と美味しい。
なんとスウィートチリパウダーを掛けて食べるのがオススメだそうです。
これも意外にイケた。
たぶん、スイカに塩を掛けるような感覚なんだと思います。
テポストランは可愛いお土産がたくさん!
テポストランには可愛い雑貨がたくさんあります。
しかも、メキシコシティやサンミゲル・デ・アジェンデ、グアナファトなんかでも見かけなかったようなものもたくさんありました。
僕らは、メキシコに来てから既に大量に雑貨を買ってしまっているにも関わらず、堪らずここでも追加購入してしまいました。笑
メキシコ雑貨恐るべしです。
数少ない観光名所エル・テポステコ国立公園のピラミッド
そして、最後にテポストランの観光名所を紹介します。
テポストランには、「エル・テポステコ」という国立公園があって、その中の山の頂上にピラミッドがあります。
そこが数少ない観光名所となっています。
ちなみに、1時間の山登りがあるのでかなりしんどいです。
エル・テポスコ国立公園の入り口へ
行き方は簡単で、メインストリートをひたすら北に進んでいきます。
山の麓あたりに、売店の並ぶエリアが続きます。
ビールを置いてある売店も多いので、下山した後に飲んだら美味しいです。
登山開始!
いよいよ山に入っていきます。
舗装されていて、なんだか簡単に登れそうな気がします。
と思ったら、舗装してあるのは最初の少しだけで、岩がゴツゴツの大自然に放り込まれました。
事前情報では高尾山レベルと聞いていましたが、これでは筑波山レベルです。
なかなか厳しい山登りです。
何が厳しいかって、メキシコシティ周辺は高原になっているので登山をする前から既に標高が2,000mくらいあるので、少し登るだけで息が切れてしまうんです。
無理をしないで休み休み行きましょう。
そして、山頂直前で看板がありました。
何やらピラミッドには入場料が50ペソ(約284円)必要なようです。
ここまで登ってから料金を知らせるとは嫌らしい。
ここまで登って来たら払わないわけにはいきません。
そして、ここからも地味に長いです。
先の方に見える小屋が頂上。
頂上に到着!
そして、頂上に到着。
チケット売り場から右へ行くとピラミッド、左へ行くとミラドール(ビューポイント)があります。
どちらに行くにも入場料が必要でした。
ビューポイントへ
まずは、ビューポイントへ。
良い眺めではあるんですが、1時間息を切らしながら登った割にはと言う景色でした。
ビューポイントにいた謎の生物の方が見ていて面白かったです。
ピラミッドへ
そして、次にピラミッドへ。
平日なのに人がたくさん居ました。
正直ピラミッドも微妙な感じでした。
そういえば、テポストランはUFO目撃地帯でもあるそうなので、このピラミッドからもしかしたら見られるかもしれませんね。
僕は、山登りに疲れてすっかりUFO探しを忘れてしまいました。
あ、ちなみにメキシコシティのホストは4年間テポストランに住んでいたけど1度も見てないそうです。
下山
微妙な観光名所を後にして下山します。
こうしてみるとなかなか急な山道を登ってきたことがわかります。
下界に降りたらオシャレなカフェで「ミチェラーダ」を飲みました。
グラスに入っているのはレモン汁で、縁についているのが塩です。
ここにビールを注いで頂きます。
レモン汁、塩、ビールがセットで「ミチェラーダ」です。
ビールに塩なんて!と思うかもしれませんが、これが意外と癖になります。
ビールを飲みつつクエン酸と塩分も補給出来るので、疲れた体にぴったりな画期的な飲み物だと思いました。
山の麓の売店や、麓近くのレストラン・屋台でも売っているので、下山後の体にオススメです。
最後に
テポストランは以上のような感じでした。
ピラミッドは正直微妙でしたが、こじんまりした町にオシャレなレストラン、雑貨屋が点在していて僕は結構気に入りました。
メキシコシティと違って空気が綺麗で自然に囲まれているのも良いですね。
あまり知られていないようですが、僕はオススメしたい町でした。
日帰りでも十分楽しめるので、機会があれば是非訪れてみてください。
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