コスタリカにあるユニークホテル「Costa Verde」に宿泊してきたので紹介します。
ホテル自体はどこにでもありそうなヴィラタイプのホテルなんですが、このホテルには昔使われていたBoeing727を改装して造られた客室「727 Fuselage Home」があるんです。そう、飛行機内に泊まれます。
もちろん、僕らも「727 Fuselage Home」に泊まってきたので、その内部を紹介したいと思います。
ちなみに、世界のユニークホテル第1弾はメキシコにある土管のホテル「TUBO HOTEL」です。
まずは「Costa Verde」のあるマヌエル・アントニオへ
「Costa Verde」はコスタリカのマヌエル・アントニオ国立公園のすぐ側にあります。サンホセからはバスで4時間ほど。
後日記事にしますが、このマヌエル・アントニオ国立公園は野生のナマケモノが見られることでも有名です。野生のナマケモノ見たさにみんなこのマヌエル・アントニオ国立公園へ足を運んでいます。
しかし、僕らの目的はナマケモノでは無く、今回の飛行機ホテル。ナマケモノはそのオマケです。
サンホセからバスで向かうと、マヌエル・アントニオ国立公園の少し手前にホテルが見えてくるので、途中下車します。
この看板には、「人より猿が多いホテル」と書かれていて、実際に猿が多いことが売りになっているようですが、僕らは滞在中に1度も猿に出会いませんでした。笑
「727 Home Fuselage」を紹介
レセプションでチェックインを済ませて、早速「727 Home Fuselage」へ。
階段を降りていくと、飛行機が見えてきました。
搭乗口が客室の入り口になっています。そしてテラスも。
内部については、飛行機丸々1機を使った客室だけあって、広く細長いため飛行機の先端にあるコックピットの部分から順番に紹介していきたいと思います。
まずはコックピット部分。コックピットの原型を残したままバスルームになっています。
アメニティはバスタオル、ハンドタオル、シャンプー、石鹸がありました。あとはドライヤーも付いています。
天気が良ければコックピットの先には海が見えます。
コックピットの座席はさすがにボロボロでした。あとは雨が降ると、このコックピット部分は水浸しになります。笑
コックピットの隣はダブルベッドが2つのベッドルーム。
内装は木で統一されていますが、窓の部分や円形のフォルムは飛行機の内装そのものです。
そしてベッドルームを出ると、テレビとロッキングチェアが並んでいます。結局テレビは見ませんでしたが、テレビを見ながらゆったりするのも良さそうです。
このロッキングチェア横にWiFiルーターがありました。この客室内には2、3台ルーターがあるのでWiFiは爆速でした。1GBもある写真のオンラインストレージへのアップロードもあっという間です。
ロッキングチェアのスペースから階段を登ると、ダイニングキッチンがあって、ここが入り口部分にあたります。
キッチンには電子レンジ、オーブン、冷蔵庫、コーヒーメーカー、各種食器が一通り揃っていました。但し、ホテル近隣には食材を買えるようなお店が見つからなかったので、料理をする場合はケポスと言う街まで買い出しに行く必要がありそうです。
コーヒーメーカー用のコーヒーは備え付けられていて無料で飲めました。
ダイニングキッチンのさらに奥にはもう1つベッドルームがあります。
そして更に奥、飛行機の尾翼部分もバスルームになっています。ベッドルーム毎にバスルームが付いているわけですね。
もう2人で泊まるには勿体無さ過ぎる客室です。
キッチンも冷蔵庫もあるので、4人とかで泊まってお酒を飲みながらワイワイするのが楽しいと思います。ホテル代も割安になりますし。
入り口の反対側にもテラスがありました。
ここからはジャングル越しに海も見えます。
そして、今更ですが外観です。ジャングルに不時着した飛行機のようになっています。
「Costa Verde」のプールとレストラン
「Costa Verde」には3つプールがあります。この写真はその中でも一番見晴らしの良いプール。眼下に海が広がります。
ここからマヌエル・アントニオ国立公園も遠くに見えました。湾になっているところがマヌエル・アントニオ国立公園です。
「Costa Verde」内にはレストランは無く、ホテル付近に同経営のレストラン「El Avion」と「El Wagon」があります。その名の通り、飛行機と電車のレストランです。
ホテル周辺には安いレストランが無いので、僕らも1度「El Wagon」で夕食を取りました。ピザ釜があって美味しいピザが食べられます。但し料金はリゾート価格なので1食1,000円くらい。
他にもレストランは2つあって、朝食が食べられるレストラン「Anaconda」でも1食1,000円くらいでした。
「727 Fuselage Home」へ泊まった感想
Boeing727を改装した客室だけあって、滞在中は興奮しっぱなしで本当に泊まって良かったと思います。
ただ、前述したように2ベッドルームなうえに、ダイニングキッチンも付いているので、2人で泊まるには勿体ないです。4人とかで泊まってワイワイするのが楽しいと思います。家族で宿泊しても良いですね。
欲を言えば、1泊だけでは満喫し切れないというのもあるので、予算が許せば2泊以上がオススメです。
また、この後書きますが、4つ星ホテルなのに料金は結構します。オフシーズンでかなり安くなっていたとは言えサンホセのインターコンチネンタルとかより高かったです・・・。
そのくせ4つ星レベルのホテルなので、サービスはやっぱり爪が甘いところがあります。まぁ希少価値という意味ではしょうがないですね。
宿泊のコスパを求めるなら普通の5つ星ホテルに宿泊した方が良いと思います。
逆にロマンを求めるなら、この「727 Home Fuselage」はオススメです。笑
「727 Fuselage Home」の宿泊料金と予約
宿泊料金
「727 Fuselage Home」の料金は以下の通り。Promo Seasonがかなり安くなっているのでオススメです。僕らもこのPromo Seasonの宿泊を狙って中米を南下してきました。
シーズン | 期間 | 料金 |
High Season | 1/3 – 3/22 | $500/泊 + 税13% |
Easter Season | 3/23 – 3/26 | $750/泊 + 税13% |
High Season | 3/27 – 4/30 | $500/泊 + 税13% |
Green Season | 5/1 – 8/31 | $360/泊 + 税13% |
Promo Season | 9/1 – 11/15 | $260/泊 + 税13% |
High Season | 11/16 – 11/26 | $500/泊 + 税13% |
High Season | 11/27 – 12/19 | $360/泊 + 税13% |
High Season | 12/20 – 12/22 | $500/泊 + 税13% |
Christmas Season | 12/23 – 1/2 | $750/泊 + 税13% |
予約
「727 Fuselage Home」の予約については、Booking.comをはじめとした各ホテル予約サイトを通しての予約が出来ず、以下の「Costa Verde」から直接予約をしなければいけないようです。
また、「727 Fuselage Home」は1室しかない上に人気の客室のため、1ヶ月前には既に空いていないなんてこともあります。僕らもメキシコに居る8月の時点で、10月の宿泊予約をしました。なので中米3ヶ国はほとんど時間を割けなかったんです・・・。
新たな飛行機の客室「COCKPIT COTTAGE」が誕生!
僕らが宿泊した時期にはまだ出来ていなかったんですが、この記事を書くために「Costa Verde」のホームページを覗いてみたら、また新たに飛行機を改装した客室「COCKPIT COTTAGE」が誕生していました。
「COCKPIT COTTAGE」では、マクドネル・ダグラスMD-80を利用していて、「727 Fuselage Home」より宿泊料金が安いので、こちらの宿泊もアリかもしれませんね。
詳細・料金は以下のページで確認出来ます。
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