アルゼンチン側のイグアスの滝を観光してきたので紹介します。
※為替レート(2017年1月時点)
1ペソ≒7.3円
アルゼンチンとブラジル国境にある世界三大瀑布「イグアスの滝」
カナダの「ナイアガラの滝」、ジンバブエの「ヴィクトリアの滝」に並ぶ世界三大瀑布として知られる「イグアスの滝」は、アルゼンチンとブラジルの国境に位置しています。
地図上での位置関係はこんな感じ。
イグアスの滝のあるイグアス川を境にブラジルとアルゼンチンが国境を接していて、イグアスの滝観光はブラジル側、アルゼンチン側の両側から楽しむことが出来ます。
しかし、イグアスの滝の目玉とも言えるアルゼンチン側最大の滝「悪魔の喉笛」には、アルゼンチン側からでないと近くまで行くことが出来ないため、今回僕らはアルゼンチン側からイグアスの滝を観光しました。
時間がある方は両側から楽しんでも良いと思いますが、両側行った人に聞くとアルゼンチン側だけ行けば十分と言う声も多かったです。
個人的には、「悪魔の喉笛」の迫力があまりに凄かったので、アルゼンチン側だけでも十二分に満足出来ました。
イグアスの滝では、悪魔の喉笛をはじめ、大量の水しぶきを浴びる場面があります。なので、水着を履いて行くか、濡れても問題無い服装で行くようにしましょう。
僕は水着にTシャツ&ビーサンでした。
荷物についても、カメラ等の電子機器を守るためのビニール袋等を持って行くのを忘れずに。
プエルト・イグアスからイグアスの滝への行き方
プエルト・イグアスからイグアスの滝へは、バスターミナルからバスが頻発しています。料金は「RIO URUGUAY」社で往復分のチケットを購入して130ペソ(約948円)でした。
バスターミナルからイグアスの滝へは30分くらいで到着します。
バスを降りたところで、帰りのバスに乗ることが出来ます。帰りのバスも頻繁に出ていました。
そして、バスを降りたところのすぐ近くにある入場口から、イグアス国立公園へ入場です。
入場料は330ペソ(約2,406円)でした。イグアスの滝の知名度とアルゼンチンの物価の高さの割にはかなり良心的なお値段です。
入場料の支払いは現金のみ。近くにATMもあったので問題は無いと思います。
ちなみに、僕らはパラグアイのイグアス居住区から移動してきて、そのままイグアスの滝観光に出かけたので、プエルト・イグアスの街を出発したのは11時くらい、イグアス国立公園に入場したのが12時前くらいでした。
イグアスの滝観光ルート
イグアス国立公園へ入場すると、場内のマップがあります。
アルゼンチン側の遊歩道は少し複雑で、メインどころだと「CIRCUITO INFERIOR(滝の下)」、「CIRCUITO SUPERIOR(滝の上)」、「GARGANTA DEL DIABLO(悪魔の喉笛)」の3ルートが設けられています。
それぞれ1km以上の距離があり、意外と時間が掛かるので覚悟しておく必要があります。
僕らは、「CIRCUITO INFERIOR(滝の下)」→「CIRCUITO SUPERIOR(滝の上)」→「GARGANTA DEL DIABLO(悪魔の喉笛)」の順で観光したので、その順番で紹介していきますね。
実際に、この観光順がオススメでした。
イグアスの滝を観光
電車に乗って「Estación Cataratas」へ
イグアス国立公園の敷地はとても広いので、まずは敷地内を走っている列車(無料)で移動します。
駅は、入場口近くの「Estación Central」、滝の上・下観光の拠点となる「Estación Cataratas」、悪魔の喉笛観光の拠点となる「Estación Garganta」の3駅があり、まずは、「Estación Cataratas」へ。
列車は、のんびり進んで気持ちが良いです。
「CIRCUITO INFERIOR(滝の下)」へ
「Estación Cataratas」で列車を降りたら、「Paseo Inferior」へ。
これがイグアスの滝を下側から観光するコースになり、遊歩道が敷かれています。
自然の中を進んでいきます。
遠くにイグアスの滝の水しぶきが見えてきました。
そして、1つめの展望台があって、ここでようやくイグアスの滝とご対面。
無数の滝が連なっていて圧巻の景色です。やっぱり南米の大自然は規模が全然違いますね。アジアじゃ勝てませんわ。
でも、この展望台、滝の写真を撮るには正直微妙。笑
もう少し進んだところから撮った方が良い感じです。
ここから見た方が、滝がどれだけ連なっているのかがよく見えて、よりイグアスの滝の規模感が伝わると思います。
そして、「Paseo Inferior」を更に進んで行くと、ひとつの滝に行き着きます。
ここでは、滝のギリギリまで近づくことが出来る一種のアトラクションになっています。
水しぶきでビッチャビチャになるので、GoProで撮影してみました。
気温も高いので、水を浴びられて気持ちが良いです。笑
「CIRCUITO SUPERIOR(滝の上)」へ
「Paseo Inferior」の観光を終えたら、「Paseo Superior」へ。
「Paseo Superior」も同じ「Estación Cataratas」からアクセスすることが出来ます。
イグアスの滝を上から眺められるので、下側から見るよりも、より遠くまで眺められます。
「Paseo Superior」は、滝の上側に遊歩道が敷かれていて、水が滝に流れ込むところが間近で眺められます。
葉っぱを流してみるとスピードが目に見えて面白いですよ。笑
さっき水しぶきを浴びた滝。笑
それにしても水量が半端じゃないです。
もし遊歩道から落下したら絶対に助からないと思います。笑
アルゼンチン側最大の見所「悪魔の喉笛」の迫力が圧巻!
「Paseo Superior」の観光を終えたら、いよいよ「悪魔の喉笛」の観光に向かいます。
「Estación Cataratas」で再び列車に乗って、「Estación Garganta」へ。
「Estación Garganta」から帰る列車は17:30が最終となるのでご注意ください。(シーズンにもよる)
「Estación Garganta」で列車を降りたら、「Paseo Superior」と同じように、川の上に敷かれた遊歩道を歩いて「悪魔の喉笛」へと向かいます。
途中、壊れた桟橋が見えてきます。これは1992年の洪水で破壊されたものだとか。現時点でも恐ろしい水量なのに、これ以上増えたらイグアスの滝の迫力はどうなっちゃうんでしょうね。笑
しばらく歩くと、轟音とともに遠くに「悪魔の喉笛」が見えてきます。
そして、これが「悪魔の喉笛」
水しぶきが凄過ぎて滝壺が見えません・・・。恐ろしい水量。写真では伝わりませんが相当な迫力でした。圧倒的な景色に感動と言うより、ちょっとした恐怖を感じてしまう程です。
写真よりも動画の方が迫力が伝わるかも。水しぶきが飛んでこないタイミングを見計らって頑張って一眼レフで撮ってみました。笑
広角のGoProで撮ってみるとこんな感じ。
展望台は「悪魔の喉笛」の反対側にあって、それなりの距離はあります。
なのに、風の向きによっては相当量の水しぶきが飛んできて、この通りビチョビチョ。笑
防水仕様では無いカメラで写真を撮る場合は、十分に気を付けてください。
最後に
滝の下側、上側と観光して見てきた滝と「悪魔の喉笛」の迫力は天と地の差です。最初に「悪魔の喉笛」を観光してしまうと、他の滝がショボく見えてしまうので、やっぱり「悪魔の喉笛」の観光は最後に回した方が良いと思います。滝の下側、上側は正直どっちが先でも問題無いです。笑
ブラジル側からは観光してないけど、この悪魔の喉笛を間近で体験できるだけでも、やっぱりアルゼンチン側の方が断然オススメ出来ます。
以上、アルゼンチン側イグアスの滝の紹介でした。
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