南半球で一番の経済規模を誇る都市サンパウロで訪れた観光スポットを紹介します。
※為替レート(2017年2月時点)
1レアル≒36.3円
南半球最大の街サンパウロ
ブラジリアを首都とするブラジルですが、ブラジル経済の中心を支えているのはブラジリアではなく、サンパウロ。ブラジルの国内総生産の50%をサンパウロが生み出しているそうです。
そのため、ブラジル最大どころか南米大陸、更には南半球で一番の経済規模を誇るそうです。
南半球最大と言っても、正直南半球には経済的にパッとする国は少ないのですが、ブラジルと言えば、アマゾンやイグアスの滝、ストリートファイターのブランカ等、どちらかと言えば大自然のイメージが強かったので、オーストラリアのメルボルンやシドニーをも超えていると考えるとちょっとびっくりですね。
これだけの経済規模なので、他の大陸へのフライトの選択肢も多く、サンパウロは僕らの南米で最後の都市となりました。長いようで短かった中南米の旅もいよいよ終わりです。
それでは、南米最後の「都市紹介」をしていきたいと思います。
サンパウロの治安
サンパウロの治安について、今回僕らは旅してみて一部を除いて特に危ないような印象はありませんでしたし、運良く被害に遭うこともありませんでした。
但し、僕らは、カメラ等の貴重品は人目に付かないようする、暗くなってからはなるべく出掛けない、街中を歩くときは小まめに後ろを確認する等の基本的な対策はしていました。
たびレジに登録していると、サンパウロでの強盗事件はちょこちょこ情報が流れてくるので、十分注意するに越したことはありません。
これまでもそうなんですが、南米って治安が悪いと言われている都市でも、あからさまに危ない雰囲気の街ってあんまり無いんですよね。なので雰囲気に惑わされずに、最低限の防犯対策は心掛けましょう。
サンパウロで訪れた観光スポット
次に、今回のサンパウロ滞在で訪れた観光地を紹介していきます。
サンパウロ市内の移動はメトロが便利で、今回訪れたスポットは全て電車で移動しました。
サンパウロのメトロについては、以下の記事で紹介しているので参考にしてみてください。
また、パウリスタ、オスカー・フレイレ通り、リベルダージについては以下の安宿情報の記事に地図を載せています。こちらもご参考程度にどうぞ。
ブラジル経済を支えるオフィス街「パウリスタ大通り」
まずは、ブラジル経済を支えるサンパウロの政治・経済の中心「パウリスタ大通り」
ブラジルを代表する企業や、日系・外資系企業のオフィスが入る高層ビルが、片側4車線の大通りの両側にびっしりと並びます。東京みたい。
日本の総領事館もこのパウリスタ大通りにあるそうです。
パウリスタ大通りは、ぶっちゃけただのオフィス街なので、わざわざ見に行く必要も無いと思います。僕らも、オスカー・フレイレ通りに行くときに、この辺りの駅で降りたのでチラッと見ただけです。笑
サンパウロの表参道「オスカー・フレイレ通り」
続いて、サンパウロの表参道「オスカー・フレイレ通り」です。「パウリスタ大通り」から歩いて20分くらい。
この通りには、ブランドのショップや高級店、お洒落なカフェなんかが並びます。まさに表参道。バックパッカーとは無縁の通りです。
ただ、この通りには、ビーチサンダルで有名なハワイアナスの本店があるので、僕らはそれを目当てに行ってみました。安いもので30レアル(約1,089円)くらい。空港にもショップがあるんですが、空港よりちょっと安かったと思います。本店なので流石に品揃えも豊富です。
ヨーロッパ調の建物が並ぶ「旧市街」
セー広場とヘプリカ広場に挟まれた一帯にあるサンパウロの旧市街。
無機質なパウリスタ大通りとは違って、ヨーロッパ調の歴史ある建物が立ち並びます。高層ビルが多く、南米でよくあるコロニアル調の街並みとはちょっと違った雰囲気。なんだか重厚感があります。
歩いているだけで楽しい。最終日の暗くなるちょっと前に来たので、時間があればゆっくり散策してみたかったです。
ちなみに、旧市街東端にあるセー広場は、崩れた感じの人たちや、ホームレスのような人たちがたくさん居てちょっと雰囲気が悪かったです。
治安のところで「一部を除いて特に危ないような印象ははありませんでした」と書いた、「一部」はここのことです。今回サンパウロを散策していて、雰囲気が悪いなーと思ったのはここだけです。
ちなみに、セー広場はリベルダージから北にちょっと行ったところです。旧市街とリベルダージの間くらい。
世界最大の東洋人街「リベルダージ」
最後は、僕ら日本人にとってサンパウロ最大の見所「リベルダージ」です。
リベルダージには、日本からの移民の人々が作り上げた世界最大の東洋人街があり、至る所に日本文化を見つけることが出来ます。
街灯が提灯だったり
信号が鳥居だったり
日本語も溢れています。(ちょっと怪しかったりするけど。笑)
そのため、イグアス居住区同様、海外に居るのに日本に居るようで、何だか不思議な感覚に陥ります。
流石にイグアス居住区に比べて、規模が大きいので、日本食屋や日本食品を販売するスーパーの数も、品揃えも段違いです。ホントにいっぱいある。
但し、日本食品はかなり高かったです。普通のカップ焼きそばが500円くらいしてビビった。
あとは、日本人街というより、東洋人街なので、日本食関係のスーパーは大体中国人経営だったりします。笑
せっかくなので日本食を堪能!
せっかくなので、サンパウロ周辺で海外協力隊として滞在して居る相方の友達に、地元で評判のラーメン屋さんに連れて行ってもらいました。
「ラーメンあすか」です。歩き方にも載っていたと思います。夜しか開かないようなんですが、開店前から長蛇の列です。店が閉まって居ると場所が分かりづらいんですが、「ハチ公」「見松」と言うお店の向かい側です。
店員さんは、現地の方なんですが日本語で対応してくれました。さすがです。
僕が頼んだ醤油ラーメン。16レアル(約581円)。インフラ気味の日本のラーメン屋よりは全然安いですね。オーナーも日本人の方なので、味も普通に日本のラーメンです。
餃子もみんなでシェア。1皿12レアル(約436円)
他には、味噌ラーメン18レアル(約653円)、大盛り1レアル(約36円)、替え玉3レアル(約109円)って感じでした。
続いて、一力という「ポルキロ」のお店へ。
「ポルキロ」とは、1kg当たりという意味で、要は量り売りですね。好きなものをお皿に乗せて、重さで料金が決まるシステムです。
どうやらオーナーは日本人では無かったようで、日本風の料理と中華がメインでした。
ポルキロ56レアル(約2,033円)だったんですが、2人でも1kgなんていかないだろうと思っていたら、写真の量プラス味噌汁で32.47レアル(約1,179円)もしてしまいました。2人分で55.7レアル(約2,022円)です。高過ぎ。絶対お皿の重さも入ってますよ、これ。
味も普通だし、これならブラジル名物のシュラスコ食べとけば良かったです。(シュラスコ高過ぎて今回は1度も食べてません。)
そして、メキシコシティに引き続き「すき家」も発見。
ただ、牛丼並で13レアル(約472円)もしたので、今回は手を出せず・・・。日本より高かったです。旅中に知り合った友達はサンパウロで2、3回行ったって言っていたのでかなり奮発してたんですね。笑
最後に
以上がサンパウロで訪れたスポットのまとめです。
サンパウロは、これといった観光地があるわけでも無いですが、リベルダージの東洋人街は僕たち日本人にとって興味深いものになると思います。あと、旅が長い方は日本食が堪能出来るのでオススメです。
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