メキシコの楽しみの一つがメキシコ料理。僕らがメキシコにハマった理由の1つでもあります。
ただ、スペイン語がわからないと、どれがどんな料理か全く分からず、食べたいものを食べられないことってあると思います。僕らも最初は全然分からず、当てずっぽうで頼んで、1つずつ料理名を覚えていきました。笑
と言うことで、今回は僕らが試したメキシコ料理を紹介したいと思います。
全ての料理を網羅出来ているわけではありませんが、この記事を読んで頂ければスペイン語がわからなくても、ある程度どんな料理かがわかるようになるはずです。
僕のわかる範囲で、メキシコ料理に出てくる頻出単語もまとめておくので良かったら参考にしてみてください。
※料理の順番はテキトーです。数が多いので目次も活用して頂けると便利かと思います。
※為替レート(2016年6月時点)
1ペソ≒5.68円
Mole(モレ)
まず最初は、メキシコ料理の最高傑作と言われたモレソース。
チョコレートの入った少し甘みのあるソースでビーフシチューのような感じです。チリの絡みがピリッと効いていて意外と美味しい。
モレの本場はオアハカなんですが、オアハカのメルカドで食べたモレは何だか美味しくなかったです。笑
モレと一口に言っても、実は7種類もあります。こちらは、モレ・アマリージョ(mole amarillo)。黄色のモレという意味です。
こちらはモレ・ベルデ(mole verde)。緑色のモレという意味です。
他にもmole rojo(赤)、negro(黒)等があり、moleと言うとmole rojoが扱われていることが多いです。
Quesadilla(ケサディージャ)
ケサディージャは、少し大きめのトルティージャに具材とチーズを入れて焼き上げた料理。
タコスよりは少しお値段高めになりますが、熱々の溶けたチーズと具材がマッチして美味しいです。
メキシコシティでよく見かけるこれもケサディージャの一種かな?
緑色のコーンを使っているのでこんな色だそうです。中にはチーズが入っています。
Enchilada(エンチラーダ)
続いてエンチラーダ。トルティージャ(tortilla)でお肉などを包んだ料理です。
ちなみにプレートの場合、お米(arroz)が一緒に乗っている場合がありますが、これは日本のように主食ととして乗っているわけではなくて、あくまで添え物として乗っているようです。
ちなみに、このエンチラーダにモレソースをかけたエンモラーダ(Enmolada)という料理もあります。
Flautas(フラウタス)
フラウタスはエンチラーダを揚げた料理です。僕らは屋台で食べたんですが、油っぽくてちょっと重たかったです。
Tortas(トルタス)
トルタスはメキシコ風サンドウィッチ。
このトルタスはタコス屋台で一緒に売られていたもので、焼いたコッペパンに鶏肉などを挟んでくれました。トマトと玉ねぎの酢漬けなどを一緒に挟んで、レモンを絞ると美味しいです。
トルタス専門屋台なら具材の種類も豊富です。
Bistec(ビステック)
薄くしたお肉を焼いた料理。タコスの具材として提供している屋台もあります。
こちらは、グアナファトのレストランで食べた「Bistec a la Mexicana」です。Bistecにトマトと玉ねぎのソースが掛かっています。
Milanesa(ミラネサ)
メキシコ風カツレツのミラネサ。最初は美味しく食べられるんですが油っぽいので段々飽きてきます。笑
Chicharron(チチャロン)
チチャロンは料理名では無く、具材名です。何かと言うと「豚の皮」
初めは知らずに鶏皮か何かかなーと思って食べていたんですが、あとで知って驚愕でした。
実は街中でも結構売ってます。大きな煎餅みたいな揚げ物があったらそれはチチャロンです。豚の皮を揚げてお化け煎餅みたいになっています。
さっきも言ったように、知らなければ味は鶏皮と同じです。興味があれば試してみてください。
Sopa(ソパ)
ソパはスープの意味で、メキシコシティで泊まっていた宿の近くで食べたこのスープがめちゃくちゃ美味しかったです。鶏肉を煮込んだだけのスープなんですが、タコスに飽きが来た体に優しく沁み渡りました。
ちなみに、コーンスープはCrema de elote(とうもろこしのクリーム)となります。
あとはサンクリストバル・デ・ラスカサスで食べたmondongo(内臓)のスープが激マズでした。油っぽくて臭みが凄くて食べられたもんじゃないです。
僕は攻めの注文をするとミスることが多いようです。
Pozole(ポソレ)
ポソレは豚のスープ。先ほどした紹介した鶏肉のスープよりは少しこってりとしていますが、メキシコに来たら1度は食べておきたい料理の1つです。
メキシコシティのソナ・ロサ地区にあるポソレ屋さん「La Casa de Toño」が安くて美味しく、いつも行列が出来ています。
Sope(ソペ)
Sopaを覚えたての時に、スープを飲みたくて誤って注文したのがソペ。
揚げたトルティージャに鶏肉、野菜などを乗せた料理です。これ自体は美味しいんですが、やっぱりソパが飲みたかった。笑
Chilaquiles(チラキレス)
チラキレスは料理というよりおやつ感覚な食べ物です。
僕が食べたチラキレスは、ドリトスのようなチップスにサルサベルデ(緑のソース)と鶏肉、チーズを乗せてシーザードレッシングを掛けたものでした。これも意外と美味しい。
ちなみにシーザードレッシングはメキシコが発祥です。
Nachos(ナチョス)
ナチョスもスナック感覚の料理です。こちらも1回の食事として食べるには、少し物足りない。
今回食べたナチョスは、チップスに豆のソース、トマト、アボガド等が乗っていてヘルシーですが、もっとがっつりした具材のナチョスもあります。
Tamales(タマレス)
タマレスもどちらかというとおやつ感覚。とうもろこしの粉を固めて作った料理です。中には色んな具材が入っています。
基本、路上でこんな感じで売っています。
Chile relleno(チレ・レジェノ)
チレ・レジェノは肉詰めしたピーマンに卵を絡めて揚げた料理。要は肉詰めピーマンなので日本人の口にも合うと思います。
タコスの具材として屋台に並んでいることもありますが、これを挟んでタコスを食べたら口の中パッサパサになる気がします。笑
Trayuda(トラジューダ)
オアハカ名物トラジューダ。メキシコ風ピザですね。
パリパリのトルティージャに豆のソースを塗って野菜・お肉を盛り付けたものです。これは僕も結構ハマりました。1枚のサイズが結構大きいので、2人でシェアしても良いかもしれません。
モレと一緒にオアハカ料理についてはこちらの記事にまとめています。
Poc Chuc(ポック・チュック)
コスメル島のレストランで食べたポック・チュック。マヤの料理らしいです。
石鍋に入った厚切りのお肉にトマトベースのソースを掛けて頂きます。ご飯が何杯でも行ける味付けですが、メキシコなのでトルティージャしか出てこないのが物足りないところ。笑
Ceviche(セビッチェ)
ペルーで有名な料理ですが、メキシコも海沿いに行くと食べられます。
エビとトマト、玉ねぎなどを和えたものにレモンを絞った料理。酸味があってさっぱりとしていて美味いです。海沿いの暑い気候にはぴったり。
Pollo Asado(ボジョ・アサド)
街中でたまに目にする鳥の丸焼きポジョ・アサド。ボジョは鶏肉の意味で焼いた鶏肉を意味します。
注文すると付け合わせが一緒に出てくるので、自分で身をほぐしてタコスに挟んで食べます。
ちなみに、メキシコの至る所で食べられるこのハラペーニョのピクルスが激ウマです。次の日にお尻が痛くなってしまうのがわかっていても食べてしまいます。
こちらのお店は以下の記事に詳細を書いています。
Tacos(タコス)
最後になりますが、メキシコに来て絶対に外せないのがタコス。書き始めてみたら、タコスへの情熱が溢れ過ぎて長くなってしまったので最後に回しました。笑
メキシコ本場のタコスは1枚5ペソ(約28円)からと格安なので、色んな屋台を食べ歩くのがオススメ。そして、タコスを楽しむなら絶対にメキシコシティです。他の街とは比べものにならないくらいタコス屋台が至る所にあります。
注文方法は簡単で、好きな具材を指差せば盛り付けてくれます。料金は最後に払えば良いので、もう少し食べたいなと思えば何度でも注文してオッケーです。
美味しい屋台に当たると、もう少しの繰り返しで結構な量を食べてしまうことも少なくないです。笑
僕らの行きつけのタコス屋台。盛り付けの手際が良いです。
ここの屋台は肉1枚を乗せてくれるのでちょっと高くて15ペソ(約85円)
ここは安くて5枚で25ペソ(約142円)
この屋台では鉄鍋で焼かれた?揚げられた?お肉を刻んでタコスに挟んでくれます。こういう鉄鍋系のタコス屋台に入ったら絶対に玉ねぎ(cebolla:セボジャ)を貰いましょう。肉の脂で揚げられた玉ねぎは甘くて最高に旨いです。茶色くなっているくらいがベスト。
またタコス屋台には必ず、サルサやレモン、玉ねぎのみじん切り、トマトの酢漬け等が置かれているので、好みに合わせてタコスに乗せて食べましょう。
これらを乗せることにより、タコスがより一層美味しくなります。
屋台によっては、ハッシュドポテトも置いてあります。芋好きの僕にとっては至高の付け合わせです。
ちなみに、日本ではサルサソースと言う呼び方をしますが、サルサというのはスペイン語でソースと言う意味なのでサルサソースはソースソースとなります。笑
また、写真のようなライムのことをみんなレモン(Limon)と呼んでいます。メキシコ人は何にでもこのリモンを絞っているのでメキシコでは欠かせない素材です。
タコスについては、まだまだ書きたいことはあるんですが大体こんな感じです。
最後に、メキシコシティの地下鉄3号線コヨアカン(Coyoacán)駅近くにメキシコシティで2番目に美味しいとされるタコス屋「CHUPA CABRAS」があります。
誰が2番と言ったかはわかりませんが、美味しかったです。機会があれば是非。
番外編
番外編としてサブ的なものをいくつか紹介したいと思います。
駄菓子
まずはメキシコの駄菓子的ポジションのお菓子。ピーナッツの粉を固めてあるだけなんですが、地味に旨い。僕らは思わず箱買いしました。笑
サイズによりますが、安ければ1つ2ペソ(約11円)で買えるので是非試してみてください。
ドリトス
グアナファトに居る時にハマったお菓子です。
市販のドリトスに、ミミガーのようなものとトマトの酢漬け、チリソースを掛けてレモンを絞ってくれます。これが激辛で普通にドリトスとして食べるより10倍美味しかったです。
屋台にドリトスが売っていたら食べられる可能性大なので聞いてみてください。
ちなみに値段は1袋24ペソ(約136円)でした。
コーン
煮込んだコーンにマヨネーズ、チーズ、チリ、レモンを掛けただけのものですが、意外と美味しいです。屋台でよく見かけますが、お店によっては美味しくなかったりもします。
Nopal(サボテン)
メキシコでは、サボテンが食用として食べられていて、スーパーでも普通に買えます。少し酸味があってネバネバ系です。
茹でて漬物とかにしたら美味しかったです。
タコス屋台にも添え物として置かれているので、見つけたらチャレンジしてみてください。
カップ麺
なんとメキシコでは、マルちゃんのカップラーメン、カップヌードルが売られています。
見た目は日本と同じカップラーメンですが、味は日本のカップラーメンに遠く及びません。
マルちゃんはカップ焼きそばも販売しています。
日本のカップ焼きそばは、お湯を入れて時間が経ったら湯切りをするのが一般的だと思いますが、メキシコは違います。蓋を開けたカップ麺に水を入れて、レンジでチンして作ります。水が平等に全ての麺に吸収されるわけもなく、上がパサパサ、下はビチャビチャ状態。
でもまぁカップラーメンよりは悪くない味です。
メキシコ料理の頻出単語まとめ
料理の説明の際にちょこちょこ解説を入れてみましたが、おさらいでもう一度まとめておきます。参考にしてみてください。また、足りないと思うものがあれば随時追加していきます。
<野菜>
Cebolla(セボジャ):玉ねぎ
Tomate(トマテ):トマト
Papa(パパ):ジャガイモ、ポテト
Zanahoria(サナオリア):人参
Aguacate(アグアカテ):アボガド
Elote(エローテ):とうもろこし
Frijo(フリホ):豆
Ajo(アホ):にんにく
<果物>
Naranja(ナランハ):オレンジ
Manzana(マンサナ):リンゴ
Piña(ピーニャ):パイナップル
<肉>
Carne(カルネ):肉
Res(レス):牛肉
Cerdo(セルド):豚肉
Pollo(ポジョ):鶏肉
Muslo(ムスロ):鶏のモモ肉
Pechuga(ペチューガ):鶏のムネ肉
<シーフード>
Mariscos(マリスコス):シーフード
Pescado(ペスカード):魚
Langosta(ランゴスタ):ロブスター
Camarón(カマロン):エビ
Pulpo(プルポ):タコ
<乳製品>
Leche(レチェ):牛乳
Queso(ケソ):チーズ
Crema(クレマ):クリーム
<料理名>
Sopa(ソパ):スープ
Frito(フリト):揚げ物
Comida Corrida(コミダコリダ):ランチのセットメニュー
<主食>
arroz(アロス):ご飯
pan(パン):パン
tortilla(トルティージャ):トルティージャ
<飲み物>
Cervesa(セルベッサ):ビール
Michelada(ミチェラーダ):レモンと塩の入ったビールに代表するメキシコのビールカクテル
Jugo(フゴ):ジュース
Agua(アグア):水
Cafe(カフェ):コーヒー
Cafe negro(カフェ・ネグロ):ブラックコーヒー
Te(テ):お茶
Te negro(テ・ネグロ):ブラックティー、紅茶
Natural(ナチュラル):炭酸無し
Mineral(ミネラル):炭酸有り
Refresco(リフレスコ):炭酸ジュース(コーラとか7upとか)
<その他>
Salsa(サルサ):ソース
Chocolate(チョコラテ):チョコレート
<味>
Dulce(ドゥルセ):甘い
Picante(ピカンテ、もしくはピカ):辛い
<組み合わせ例>
Papas frito:フライドポテト
Pollo frito:フライドチキン
Jugo de naranja:オレンジジュース
Cafe con leche:ミルク入りコーヒー
※スペイン語ではdeが英語のof、conが英語のwithの役割をしています。
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