サンペドロ・ラ・ラグーナで泊まった宿の紹介です。
今回宿泊した「Casa de Nagare」、通称「ナガレ」は、今まで泊まった日本人宿の中でも最高の日本人宿でした。
※換算レート(2016年9月現在)
1ケツァール≒14円
「Casa de Nagare(ナガレ)」の設備
「Casa de Nagare」は小さな宿で、客室は1階に2部屋、2階に4部屋あります。
全部屋2人ずつ泊まれば12人泊まれることになりますが、サンペドロ・ラ・ラグーナは水が出る日が週に3日と決まっていて、あまり多くのお客さんを泊めてしまうと水が足りなくなってしまうため、宿泊者は最高でも6人くらいに調整しているそうです。
なので事前の予約は必須。
そして、お部屋はこんな感じ。2人で泊まっても十分な広さです。棚と机があるのも便利。
これで2人利用で1泊75ケツァール(約1,050円)でした。安い。
また、1週間毎にシーツの取り換えもしてくれました。色んな安宿に泊まってきましたが、何気にそういう心遣いは初めてです。
バスルームは2階と3階に1つずつあります。
こちらが3階のバスルーム。3階の方が物を置けるスペースがあって、2階よりも熱いお湯が出るのでオススメです。
シャワーのお湯は、シャワーヘッドで水を温めてお湯を出すタイプです。
ある一定まで蛇口を捻るとお湯に切り替わって、そこから蛇口を捻るほど水の比率が増えてヌルくなります。ただ、水が出ない日はタンクの水圧の関係で水の比率があまり増えないので、めちゃくちゃ熱い時があります。たぶん一番タンクの水が少なくなる土曜日が結構熱いです。
でも、この辺りではホットシャワーといえば、「人肌くらいに温かい水」が一般的なようなので、熱々のシャワーが出るだけでありがたいことです。
他の宿のシャワーは気持ち温かい程度らしいですよ。
設備面では土地柄、あまり多くを求めることは出来ませんが、それを含めてもこの宿は最高だったと言える理由を次から紹介していきたいと思います。
「Casa de Nagare(ナガレ)」の持つ5つの魅力
① 朝食のクォリティとボリュームが凄い。
「Casa de Nagare」は2人で1泊75ケツァール(約1,050円)と言う安さにも関わらず、朝食付きです。
オーナーのすすむさんが毎朝作ってくれて、いつもメニューが違います。しかもボリューム満点。あまりのボリュームに女の子たちは朝少し食べて、残りをお昼に回したりもしていました。
普通の宿は朝食の時間が決まっているのに、その辺の融通を利かせてくれるのはありがたいですね。
朝食を何枚か撮ってみました。この日は豚汁。海外に出て白いご飯と豚汁の朝食を食べられるとは思いませんでした。
朝からガッツリと魚のフライの日も。この南蛮漬けがめちゃくちゃ旨かったです。
そしてまさかの冷やし中華の日も。麺はパスタで代用ですが、これが意外とイケる。ゴマだれもすすむさん手作りで朝から幸せになりました。
水炊きの日もありました。毎日朝起きるのが楽しみになります。
あとは、食事の他にコーヒーも飲めます。
② シェア飯が安い、そして楽しい。
夕食は宿泊者とすすむさん家族みんなでシェア飯です。このシェア飯のおかげで他の宿泊者やすすむさん家族ともすぐに仲良くなれるのが良いです。
宿泊者が多い日本人宿って、長期の人で固まってたりして中々輪に入り辛い雰囲気がありますが、この宿は宿泊者が少ないのでそんなことはありません。人見知りする僕でも大丈夫でした。笑
このシェア飯、以前はすすむさんが作ってくれていたようですが、僕らが宿泊した時は、とある夫婦がすすむさんの代わりに作ってくれていました。料理の腕も確かで毎日美味しいご飯が食べられて幸せでした。
しかもシェア飯の費用は実際に掛かった材料費のみを、宿泊者とすすむさん家族で割っているので料金はめちゃくちゃ安いです。高くても15ケツァール(約210円)とかでした。
グアテマラは地味に物価が高いので、この値段で美味しいご飯が食べられるのは嬉しいです。
ちなみに、宿の向かいの売店でこの缶ビールが3本10ケツァール(約140円)と激安です。シェア飯のお供にどうぞ。
シェア飯の後の片付けは、みんなでトランプ等のゲームをして決めます。これがまた楽しい。でも、僕らは結構負けてました。笑
③ 屋上の居心地が抜群。ピザ釜と燻製釜も有り。笑
宿の3階はこんなスペースになっています。
ハンモックもあって居心地は最高です。
机もあるので、僕は家庭教師の先生に宿まで来てもらって、ここでスペイン語の授業を受けていました。
あと、洗濯場もこの屋上にあります。ブラシもあって靴を洗うことも出来ました。
水は限りがあるので、この水のタンクから桶ですくって使います。ちなみに、キッチンのお皿を洗う水もそんな感じです。
で、さっきの写真にもチラッと写り込んでいましたが、珍しいものがありますねぇ。
これ、なんとピザ釜です。手作りだそうです。そして、その横には燻製機もあります。
普通の安宿にこんな設備無いですよね。笑
とある週末にシェア飯をピザにして貰って、実際にピザ釜でピザを焼きました。
出来上がりがこちら。普通にピザです。生地もすすむさんの手作りで激ウマでした。
隣の燻製機でも、すすむさんが魚の燻製を作ってくれたこともありました。めちゃくちゃ旨くて酒の肴にピッタリでした。
僕もここで燻製機デビューをさせて貰いましたが、気合を入れて豆腐なんかを燻製にしたから失敗しました。笑
あ、ちなみにこの屋上からは世界一美しい湖と言われるアティトラン湖が眺められます。なかなか良い景色ですよ。
将来、家を建てる機会があれば、ノンビリ出来て、みんなでワイワイも出来るこんな屋上にしたいなーと思いました。
④ 看板犬「カフェ」が可愛過ぎる。
宿には「カフェ」と言う犬が居ます。こいつが人懐っこくてめちゃくちゃ可愛いんです。
基本的にはすすむさんの奥さんガビちゃんが大好きで、ガビちゃんが出掛ける時は必ず付いていっちゃいます。
でも僕らにもしっかり懐きます。
僕らも3週間居たおかげで、出発の日はにボート乗り場まで1人(1匹)でお見送りに来てくれました。ホントに連れて行きたいくらい可愛かった。
この階段のところがお気に入りらしい。邪魔だけど可愛いから許します。笑
「ゴルド」と言う猫もいます。こいつは猫なのでカフェほど人懐っこくなかったです。可愛いけど。
あとは、「ネグラ」と言う黒い犬がいつも宿に居ます。一応隣の家の犬なんですけど。笑
こいつはカフェほど可愛くないので、みんなにぞんざいに扱われていました。笑
⑤ すすむさんファミリーが癒し。
そして、この宿の一番の魅力はオーナーのすすむさん家族。
すすむさんは本当に穏やかで、奥さんのメキシコ人ガビちゃんも凄く優しいので、この宿独特の穏やか〜な雰囲気が出ているんだと思います。2人が怒るところが全く想像出来ません。
2人のお子さん、ナガレちゃんとココロちゃんもホントに可愛い。全然人見知りをしないので、到着した初日から一緒に遊んでくれました。
たまに2人の子供にスペイン語を教わるなんてことも。笑
2人とも結構部屋に遊びに来るんですが、ココロちゃんは大好きなクレヨンしんちゃんを催促してきて、気付けば僕の胸の中に。笑
小悪魔ですね。笑
「Casa de Nagare」から「Casa de kamomosi」へ
ここまで「Casa de Nagare」の紹介をしてきましたが、実はブログの更新が滞っている間に、宿のオーナーが代わってしまいました。
すすむさん家族はメキシコへ旅立って、とりあえず2年くらいは宿を空けるそうです。
その間にオーナーをされるのが、僕らも少しお世話になった方。
すすむさん家族自体が「Casa de Nagare」の魅力でもあったんですが、新オーナーも凄く優しい方なのでこれまで通りの穏やかな宿であることは変わりないと思います。
新オーナーは面倒見も良いので、質問すれば色々と教えてくれると思いますよ。
そして、オーナー変更に伴い宿の名前も「Casa de Nagare」から「Casa de kamomosi」に変更になったようです。
ホームページも出来たようで、宿泊予約はこちらのサイトから出来ます。
「Casa de Nagare」の宿泊情報まとめ
【宿泊時期】
2016.9.5 – 9.27(22泊)
【部屋タイプ】
ダブルルーム
【料金】
75ケツァール(約1,050円)
【設備・サービス】
共同トイレ・シャワー(お湯・水圧良好)/WiFi/朝食/キッチン/ウォーターサーバー/ピザ釜・燻製釜/洗濯場/洗濯物干しスペース
【立地】
パナハッチェルからの船着場からは少し遠いです。周りに売店はいくつかあって、メルカドもそこそこ近い。
【オススメ度】
★★★★★★★★★★
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