【旅した日:2014年11月17日】
今日はダーバンから、南アフリカ内の小国パート2のレソトに入ります。
レソトは標高が高く、天空の王国なんて言われています。
そして、このダーバンからレソトへ抜けて行くルート。
世界遺産のドラケンスバーグ山脈を通過して行くため絶景だそうです。
はじめは、スワジランドからプレトリアへ抜けて、ブルームフォンテンからレソトの首都・マセルに入ってレソト終了と思ってたんですが、このルートなら凶悪都市ヨハネスブルグに近付かなくて済むし、何より「絶景」が見れると言うことに惹かれてこのルートを取ってみることにしました。
※今回の移動に関しての細かな情報は全てルートの記事にまとめてます。
ダーバンからドラケンスバーグ山脈を通過して、今日の目的地レソトのモコトロンへ行くためには、ダーバン⇒ピーターマリッツバーグ⇒アンダーバーグ⇒ドラケンスバーグ山脈入口⇒レソト・モコトロンとバスを乗り継いでいかなければいけません。
結構メンドクサイ。
なので、念のためダーバンの宿は朝の5時に出ました。
南アフリカは夏に向かっているせいか、既に外は明るかったのと、前日まででそこまで治安の悪さを感じなかったので、乗り場までは歩いて向かいました。
宿から乗り場までは徒歩で20分くらいだったかな。
そして、ピーターマリッツバーグには1時間くらいで到着。
降りる場所を間違えて、アンダーバーグ行きのミニバス乗り場を探して彷徨っていると偶然にも「マハトマ・ガンジー像」を発見。
マハトマ・ガンジーと言えば、インド独立の父ですが、何故彼の銅像が南アフリカなんかにあるんでしょうか。
実は、ガンジーはアパルトヘイト時代に南アフリカを訪れ、ピーターマリッツバーグ駅で白人の乗客と乗務員の理不尽な人種差別に遭い、列車を降ろされてしまったと言う経験があります。
その後、インドに戻ったガンジーは人生で最も影響を受けた出来事としてこの事件を挙げているそうです。
こんな不名誉な事件が起こってしまったため、ガンジーの像が建てられているようです。
駅の構内にはレリーフもあるとか。
たまたまだけど見れて良かった。
人に道を聞きながら、30分以上歩いて何とかアンダーバーグ行きのミニバス乗り場に到着。
ミニバスにはほとんど人が乗っていなかったので、恒例の出発待ち。
バスで待っている人がみんな食べていて気になったので、探して僕も買ってみました。
バスのすぐ近くの屋台で売ってた。
これで22ランド(約228円)
これだけお肉たっぷりでこの値段なら安い。
そして旨かった。
やっぱり屋台飯最高です。
2時間くらい待たされてようやくアンダーバーグへ出発。
この区間も綺麗な景色が続いていました。
ピーターマリッツバーグからアンダーバーグまでは2時間掛からない位で到着。
ピーターマリッツバーグからの乗客のほとんどが、そのままレソト行きのミニバスに乗り換えたので、あとたった3人集まれば出発出来る。
今回はほとんど待たないで出発出来るかもしれない。
と言う考えは淡い期待で、30分待っても1人も来ない・・・。
待ちくたびれてしまったので、また屋台でご飯。
今回は18ランド(約187円)
結局2時間半待って、人が集まりきらないまま出発しました。
そして、ドラケンスバーグ山脈入口まで30分くらい。
ここで、4輪駆動のハイエースに乗り換えます。
このトタンで出来た掘っ立て小屋でここからのチケットを購入します。
で、乗り換えのバスには既に人が乗っていて、勝手が分からずモタモタしていたら乗り換え失敗。あぶれて、乗り込むことが出来ませんでした。
これが次に乗るであろうバス。
乗り換え失敗のため、ここでも人が集まるまで出発待ち。
でも、こんなところいつ人が来るかわからず、出発が何時になるかの予想も出来ず不安・・・。
周りにはホント何にもない。
トイレすらない。
そうなんです。ここでまさかの腹痛がやってきました。
人に聞いてもトイレは無いって言われたので、屋外プレイ。
ドラケンスバーグ山脈を眺めながらの野○ソは最高だったかと言えば、お腹痛くてそんなの感じてる場合ではありませんでした。笑
でも、景勝地に入る前にスッキリ出来といてよかった。
1時間待った挙句、またしても人数が集まりきらないまま出発。
ただ、同乗者が追加でお金払ってたから、そのお陰で出発出来た可能性もある。
いずれにしても早く出発出来て良かった。
しかも、人が少ないから1人で2席使えた。
そして、席はオススメされていた右側を確保。
さぁいよいよ世界遺産のドラケンスバーグ山脈です。
素晴らしい!
こんな景色がずっと続きます。
そして、途中南アフリカのイミグレーションを通過。
個人的にはその後の景色がお気に入り。
山というより岩壁と言った方が適切な山脈。不思議な景色でした。
写真では伝わり切らないと思いますが、本当に絶景です。
生で見るとRPGとかに出てきそう。
この旅一番の絶景だったかもしれない。
こういう自然が織りなす壮大な景色フェチの僕にはかなり感動でした。
ドラケンスバーグ山脈に関しては、ただ「絶景」ということしか知らなくて、写真見たり、情報を入れ過ぎなかったのが良かったのかも。
絶景を眺めながらも、実は標高がどんどん上がっていて、気付けば2,873mに到達。
ここにレソトのイミグレーションがあります。
現地人は荷物チェックが厳しかったけど、僕は簡単にスタンプ貰えました。
バックパックもバスの中に入れっぱなしだったし。
スタンプの上に滞在可能日を書いてくれました。
そして、就労・就学が禁止だそうです。しないけど。笑
ちなみに、ここまで通って来た道路が「Sani Pass」で、ここが「Sani Top」だと思われます。
イミグレーションの周りはこんな感じです。
レソト独特の民家がいくつかあります。
そして、高地のためかなり寒いです。
高地特有の乾いた風も吹いていました。
国境から1時間半くらいでモコトロンの町に到着。
山に囲まれていて、かなり景色の良い町です。夕焼けも綺麗。
宿の場所が分からなかったんですが、ドライバーに言っておいたら宿まで連れてってくれました。宿の名前はGROW。
で、宿にチェックインして安心したところで、夕食を食べに出掛けてみました。
この時、夜の7時。
町と言っても、広い土地に家がまばらに建っているので、レストラン探しに苦労します。
というか、結果的にレストランは見つかりませんでした。
なんかもうどこも閉まってたっぽい。
そして、スーパーを見つけて、開いているようだったので入ろうとしたら、クローズと言われ何も買えず。
結局この日は夕食にありつけず、手持ちのビスケットを齧って飢えを凌ぎました。
バス乗り場で屋台飯食べといてホント良かった・・・。
最後に、今回の移動は乗り継ぎの度に待たされて、移動時間と待ち時間がほとんど変わらなかったですが、後からこのルートを通った友達は、ほとんど待ち時間は無く2時くらいにはモコトロンに着けたって言ってました。
運、もしくは日ごろの行い次第ですね。
明日は、モコトロンをぷらぷらしてみます。
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