世界のユニークホテル第3弾はウユニ塩湖の塩で造られたホテル「Hotel de Sal Cristal Samaña」です。
塩で出来たホテルは結構有名になっているので、目新しさは無いかもしれませんが、せっかく宿泊したので紹介します。
これまでに宿泊した世界のユニークホテルはこちら。
※為替レート(2017年1月時点)
1ボリビアーノ(ボリ)≒17円
ウユニ塩湖には塩のホテルが4軒もある!
塩のホテルと言っても、、実はウユニ塩湖にある塩のホテルは以下の4軒が存在します。
- Hotel de Sal Luna Salada
- Hotel de Sal Cristal Samaña
- Hotel Palacio de Sal
- Hotel de Sal Sumaj Rijchariy
また、4つともウユニ塩湖上には無く、ウユニ塩湖の淵に建てられたホテルです。
ウユニ塩湖上にはウユニ塩湖の1日ツアーでも立ち寄った「プラヤ・ブランカ」と言う塩のホテルがありますが、現在はホテルとしての営業はしていないようなので、実質ウユニ塩湖上には塩のホテルは存在していないことになります。
で、この4つのホテルでどこを選ぶか。普段の安宿の10倍近い料金になるわけなので、慎重に決めなければいけません。
Booking.comで写真と口コミ、料金を確認して、僕らはとりあえず「Hotel de Sal Luna Salada」と「Hotel de Sal Cristal Samaña」の2つに絞りました。
塩のホテルの予約、送迎について
穂高ツアーで塩のホテル「Hotel de Sal Cristal Samaña」を予約
Booking.comで予約を入れる前に、念のためウユニ塩湖ツアーでお世話になっている穂高ツアーで、塩のホテルの予約が出来ないかを確認してみました。
穂高ツアーについては以下の記事で紹介しています。
すると、塩のホテルは「Hotel de Sal Cristal Samaña」のみ取り扱っていました。
料金は1泊1部屋で120ドル(828ボリ:約14,076円)※ツイン利用
実はBooking.comで予約を入れると140ドルだったので、20ドルも安くなります。
しかも、穂高ツアーで予約を入れると夕食とビュッフェの朝食が付くそう。Booking.comで予約を入れるとこの辺が付くのか怪しくて、付かない場合は1食20ドルくらいを覚悟していたので、これは大きい。
と言うことで、今回宿泊する塩のホテルは「Hotel de Sal Cristal Samaña」に決定。
塩のホテルまでの送迎について
ウユニから塩のホテルまでの交通手段はタクシーのみ。しかもウユニの町からの往復だとかなりの金額になってしまうようです。
そのため、僕らは2日間連続でウユニ塩湖のツアーを入れて、途中の塩のホテルでドロップオフ&ピックアップをして貰いました。
1日ツアーの帰りにホテルで降ろしてもらい、翌日はチェックアウトまで満喫したいので、夕方のサンセットツアーの時にピックアップして貰う日程でツアーの予約も予め入れておきました。
ただ、周りに何もなくてホテルも大してやることが無いので、翌日はサンセットツアーまで待つのが結構退屈だったと言うのが正直な所。
また、今回は穂高ツアーでホテルも予約したので、自分でホテル予約をした場合も対応してくれるのかはわかりません。
あらゆるものが塩!塩のホテル「Hotel de Sal Cristal Samaña」
それでは、いよいよ「Hotel de Sal Cristal Samaña」を紹介していきたいと思います。
フロントから客室へ
まずは、ロビーから。
ロビーに入った時点であらゆるものが塩で出来ていて真っ白です。
テーブルや椅子ももちろん塩。かなり綺麗に作られています。
ただ、塩がカッチカチなので、椅子はクッションが無いと座り心地が悪い。笑
そして、謎の通路を通って客室へ。
ちなみに、フロントのスタッフと客室へ案内してくれたスタッフがジャージ姿だったのにびっくり。笑
客室へ向かう通路も壁や階段、あらゆるものが塩。これはなかなか凄いです。
謎の像も塩。笑
客室
そして、客室です。
クイーンサイズのベッドが2台。
もちろん土台は塩です。
でも、塩の土台の上にちゃんとマットレスが敷いてあるので、カッチカチということは無いのでご安心を。笑
電気毛布も敷いてあるので、暖かくて快適に眠れました。
ベッド脇の台も塩でした。
コンセントはここ以外にも部屋内にたくさんあります。
また、WiFiも強くは無いですが部屋内で使えました。
ベッドの頭の上の所は割れてました。
この辺は塩だからしょうがないね。
テレビと暖房っぽいものも付いてます。
テレビは何気にNHKワールドが映ります。
この環境で引っ張ってくるなんてなかなか素晴らしい。
クローゼットも付いています。
この部分はさすがに木で出来ているので、服も汚れずに済みます。
続いてバスルーム。
バスタオルも用意してあります。
アメニティはこんな感じ。シャンプー、リンス、石鹸とまぁ一通りは揃っています。
洗面台にはドライヤーも有。
シャワーはしっかりお湯が出ます。水圧もバッチリ。
夕食
部屋で少しくつろいだ後はホテル内に1つだけあるレストランで夕食です。
写真でもわかる通り、従業員は仕事がなくなると終始お喋りをしています。従業員同士のカップルなのかわかりませんが、イチャイチャしている奴らもいました。
こういうユニークなホテルは、その希少さに高額な値段(と言っても120ドル)が付いているだけで、従業員のサービスレベルが金額に見合って無いのもしょうがないのかな。
なので、サービスレベルを求める場合は、ユニークホテルはあまりオススメ出来ません。
気を取り直して夕食です。
1品ずつコース形式で提供されます。
味は忘れてしまいましたが、美味からず不味からずだった記憶です。笑
ドリンク代は別料金なので、マテを頼みました。2人で33ボリ(約561円)でチェックアウト時に支払いです。
朝食
続いて1晩明けて朝食です。朝食はビュッフェ形式。
やたらクッキーが並んでいます。笑
あとはフレーク。
何か器がたくさんあるからパッと見て種類が多いように見えるけど、ぶっちゃけ品数はそんなに多くなかったです。
そして、メインはほとんど残っていない・・・。
前日、夕食の時に対応してくれたスタッフに朝食の時間を聞いたら、9時半までと言っていたので、9時に来たらこんな状況でした。
でも、さすがにパンケーキとスクランブルエッグだけ新しく作ってくれました。
あと、スープもあったんですが、スープは完全に冷め切ってました。
飲み物は、コーヒー、紅茶、ココアです。
まぁとりあえずこんな感じの朝食にはなりました。
で、端っこのテーブルでスタッフたちが賄い食べてるんですけど、塩が無い(食べる用の)と思ったらスタッフがテーブルにキープしてる。
しかも、僕らが食事を皿に盛り付けてテーブルに着くと、ガンガン片付けを始めていくではありませんか。
なので、ビュッフェなのに結局大して食べたいものを食べられずに終わってしまいました。
ちなみに、チェックアウトの時にフロントの端っこに朝食時間の案内が書かれているのを発見して、確認したら朝食時間は9時までになってました。チェックインの時に何も案内されてないんですけど。しかも、前日に聞いたら9時半までって言ってたのに・・・。
ちょっと納得のいかない朝食でした。
共有スペース
共有スペースはホテル内にいくつかあります。
これはレストラン横の共有スペース。良い感じに仕上がってます。ボリビア柄のクッションも可愛い。
部屋の近くにあった共有スペース。ソファーが塩で白く汚れてる。
でも、ホテル内の椅子は基本塩で出来ていて、座り心地が悪いので、チェックアウト後はずっとここでダラダラしてました。
最初はホテル内を探検してたんですけど、周りには何も無いし、ホテル内も大した娯楽があるわけでも無いので、夕方ピックアップだとさすがにやることが無くなっちゃいました。
この共有スペースの向かい側にはバーっぽいところがあるんですが、いつも誰もいません。
このバーの隣に、日本のものがショーケースに飾られていました。
やっぱり日本人宿泊者も多いんですね。
ソファのある共有スペースの上の階に、一応小さな娯楽場があります。
下の階のソファでダラダラしてたら、シフト上がりなのかわかりませんが、朝食時に働いていたスタッフたちが音楽ガンガンで大騒ぎで卓球をしてました。マジでうるさかったです。
たぶん、宿泊者はみんな夜ホテルに着いて、次の日の朝にはチェックアウトしちゃうみたいなんで、チェックアウト後の時間帯はほとんどお客さんが居ないみたいです。
だから、いつもこの時間帯に騒いでるのかも。ホント勘弁して欲しい。
そういう時は、外で飼われているリャマに癒されに行きます。
立地
最後に立地です。
Booking.com上では、ウユニ塩湖まで600mの好立地と書かれていますが、一面塩だったり鏡張りを見ようとすると塩湖の真ん中の方まで行かなければいけないので、歩いて行くのは難しいと思います。
歩いて行けても長靴無しでは無理です。
たぶん、これは他のどの塩のホテルでも同じだと思います。
あわよくば、鏡張りのサンライズ見れないかなーと思って早起きしてみましたが、塩湖の朝日が出る側の淵に位置しているので、ホテルと朝日の間にはただの荒野しか広がっていませんでした・・・。
明るくなってウユニ塩湖方面を見てみましたが、どこに塩湖があるのやら。
望遠にして何とか鏡張りっぽいものが見られました。
ウユニ塩湖にある塩のホテルまとめ
今回「Hotel de Sal Cristal Samaña」に泊まってみて、あらゆるものが塩で造られていてその点は本当に泊まって良かったと思います。面白い体験が出来ました。
設備面も立地の割にはかなりしっかりしていると思います。
ただ、やっぱり従業員の教育レベルに疑問を感じずにはいられません。120ドルも払ってるのに、対応が街中とかと変わらない。
まぁこの辺は途中でも書いた通り、希少性に価値があるわけなのでしょうがないと言えばしょうがないところではありますが。
迷っていたもう1つの塩ホテル「Hotel de Sal Luna Salada」はどうだったんでしょう。宿泊した方が居れば是非コメントください。気になってしょうがない。笑
以上、ウユニ塩湖にある塩のホテル「Hotel de Sal Cristal Samaña」についてでした。
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