コスタリカの首都サンホセについて紹介します。
※為替レート(2016年10月時点)
1ドル≒100.53円
1コロン≒0.19円
中米のスイスと呼ばれるコスタリカの首都サンホセ
コスタリカの首都サンホセは、何やら中米のスイスと呼ばれているらしいです。
しかし、スイスとサンホセ(コスタリカ)の共通点と言えば、永世中立国と標高が高いくらい。スイスに行ったことの無い僕でも断言出来ます。スイスはこんな街じゃない。
中米にありがちなコロニアルな街なわけでもなく、凄く都会というわけでもなく何となく中途半端な街だった印象です。しかも、僕らの滞在中はずっとどんよりとした曇り空だったので、何だかパッとしない印象でした。
写真はサンホセの中心であり、歩行者天国にもなっている「Avenida Central」
「Avenida Central」沿いには、路上販売をしている人たちがたくさんいました。
謎のおデブの像も。笑
「Avenida Central」から少し逸れたところに中華街の門もありました。でも、この先に行ってみたら特に中華料理屋が多いわけでもなく、あんまり中華街感はありませんでした。
サンホセの治安について
以前は、中米一治安の良い首都だったようですが、近年では薬物中毒者の起こす事件が増えていて治安も悪くなっているそうなので、少し警戒した方が良いかもしれません。
実際に、夜になるとそこら中からマリファナの匂いが漂ってくるので、あんまり良い雰囲気では無いと思います。
サンホセに留学していた友達の欧米人の留学仲間が、夜中に送迎車を降りて家に入るまでの間に、ナイフで目を刺されて緊急帰国したと言う話も聞きました。これも薬物中毒者なんでしょうね。最初から目を狙うとか頭オカシイです。
とは言え、昼間に普通に街歩きをする分には、街中には警官もたくさんいるので特に危ない印象は感じませんでした。
また、バスターミナル(バス会社のオフィス)の固まるコカ・コーラ地区は治安が悪いそうですが、僕らは行っていないのではっきりとはわかりません。昼間にタクシーで通った感じでは、そんなに悪い印象は無かったです。ちなみにTICAバスオフィスのある辺りは昼間なら問題無かったです。
サンホセの交通事情について
サンホセのバスはルートがたくさんあって乗りこなすのは結構難しいと思います。
タクシーが安いので複数で移動するならタクシーが安くて便利です。料金は事前の交渉では無く、メーターを使って貰った方が安上がりでした。初乗り料金が635コロン(約121円)
ただし、昼間の中心地は渋滞が酷いので、利用する場合は早朝、または街の中心地を外したところから利用した方が良さそうです。メーターがあっという間に回ってしまうので使いどころが肝心ですね。
サンホセでのクレジットカード・ATMの利用について
サンホセではクレジットカードを利用出来るところが多いです。しかし、クレジットカード利用の際にはIDの提示を求められることが多いので、パスポート、またはパスポートのコピーも忘れずに。
また、ATMではコスタリカの現地通貨コロン以外にもドルで下ろせるところもありました。
サンホセでは一度しかお金を下ろしていませんが、宿の近くのコンビニ内にあるATMが手数料が安くてドルも下せて便利でした。
サンホセの観光地
民芸品市場
サンホセには観光地らしい観光地はほとんど無いんですが、僕らが訪れた観光地を少し紹介しておきます。
まずは、民芸品市場。
コスタリカのお土産になりそうな雑貨等が売られています。ポストカードなんかもここで購入出来ました。店舗数も多いので、歩いて見て回るのも楽しいと思います。
ただ、中米を下ってきた場合、今までの中米の国々でも見かけたようなお土産も多いので、特に魅力は無いかもしれません。
国立劇場
パリのオペラ座を模して造られたと言われる国立劇場。コスタリカで革命が起きないのは国立劇場の窓を割りたくないから、と言われるほどの歴史的建造物だそうです。
その国立劇場内に入ってすぐ左側にはカフェがあります。
国立劇場内にあるだけあって、素敵な雰囲気です。
カフェネグロ(ブラックコーヒー)が1杯995コロン(約189円)
一応コスタリカのコーヒー豆を使っているそうです。
街歩きに疲れた時に是非。
中央郵便局
ポストカードを出しに行った中央郵便局も素敵な外観でした。観光地というわけでは無さそうですがオススメです。
ちなみに、ポストカードのための切手を買う時にクレジットカードでの支払いが出来ました。郵便局でクレジットカードを使えるとなんて初めてなのでびっくりでした。
ポストは方面別になっていて面白かったです。でも、アフリカがアジア・オセアニアと同じエリアに分類されているのが謎でした。笑
そして、中央郵便局の向かいにガラス張りのお洒落なカフェがあったので、雨宿りがてら入ってみました。ここもオススメ。
ブラックコーヒーが1,000コロン(約190円)、カプチーノが1,200コロン(約228円)でした。
写真を撮っていたら、写真ようにとラテを1杯プレゼントしてくれました。
ホンジュラス・ニカラグアではチーノチーノ馬鹿にされていたのに、ここではアジア人に対してもこんな優しくしてくれることに嬉しくなりました。
サンホセを拠点にして訪れることの出来る観光地
サンホセの街中にはこのくらいしか見所と言えるところは無さそうです。
あとはサンホセ郊外に日帰りで観光に行くのが良いと思います。
マヌエル・アントニオ国立公園については、僕らは泊まりで行ったんですが日帰りで訪れる人も多いようですよ。
他には、僕らは今回行くことが出来なかったんですが、コスタリカコーヒーの工場見学だったり、捨てられた犬が大量に居る牧場みたいなところもあるようですよ。
サンホセの食事情
サンホセの食事情は、バックパッカーにとっては結構厳しいです。レストランで食事をすると1食500円くらいはしてくると思います。
宿の近くのスーパー内には、お惣菜コーナーがあって1食2〜3ドルくらいで済ませることが出来ました。ここがまぁ安いかなって感じでした。
あとは、ひたすら自炊で食費を抑えていました。ですが、スーパーの食料品もあんまり安くないのが悲しいです。日本とほとんど変わらなかった。
サンホセの安宿、スーパーについては以下の記事まとめてあります。
メルカド
サンホセにはメルカドもあります。メルカドの食堂と言えば、安くて旨いのでバックパッカーには欠かせ無い存在だと思います。
ここの食堂街は、どの店舗も厨房は2階にあるらしく、料理が出来たら上からカゴで下に降ろしてくれます。面白い。
注文したSopa de Mariscos(シーフードスープ)は2,000コロン(約380円)
シーフードの割には安かったです。しかも旨い。
ライスもいるかと聞かれて頼んだら、追加で1ドルくらい取られていました。。
そしてArroz con Pollo(チキンとチャーハン)が2,700コロン(約513円)
これはメルカドの食堂なのに全然安くありませんでした。
結果。サンホセはメルカドですらバックパッカーに厳しいです。笑
サンホセのまとめ
- 物価が高い
- 見所が無い
- 治安が微妙
と言うことで、観光の起点、または通過点にするに留めて長居をする必要は無いと思います。
サンホセの中心地の地図
最後にサンホセで訪れた中心地のスポットを地図にまとめておきます。地図はクリックで拡大されます。
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コメント一覧 (2件)
2月にコスタリカにいきます。そんなに物価がたかいのですか?
小口さん
コメントありがとうございます。
物価については、周辺諸国(コスタリカ以北)と比べるとグンと上がりますが
日本と比べると全然安いと思いますよ。
コスタリカ旅行楽しんできてくださいね!