アフリカ旅の資金・貴重品の管理
ATMなんて無さそう。
どうやってお金を持って行けばいいの?
強盗に遭いそう・・・。
そんなお金の不安の多いアフリカの旅。
今回は、未知数なアフリカの旅中に、僕がどのように資金のやり繰りや貴重品の管理をしていたのかをまとめました。
アフリカを旅する際の参考にして頂ければと思います。
貴重品管理のまとめ
今回の記事を書いてみたら、資金管理についての内容が長くなりすぎたので、「貴重品の管理の仕方」を先に回します。笑
宿に貴重品を置かない!
前半は、街歩きをするのに邪魔なパソコン、必要無いカードや現金は宿の部屋に置いて外出していましたが、後半から貴重品は全て身に付けて外出するようにしていました。
きっかけは、マラウィ・ンカタベイで泊まっていた宿が、盗難宿だと発覚したことと、同時に友達がマラウィ・ムズズで泊まった宿の隣の部屋で盗難が起きたことを聞かされたためです。
そこで宿も安全じゃないと言うことを実際に感じて、それ以降は、本当に信用出来る宿以外は、なるべく貴重品は身に付けて出かけるようにしていました。
確かに、真昼間から人ごみの中で強盗に遭うことなんて早々無い(はず)ので、実はこっちの方が安全かもしれない。
実際に、ナイロビの宿で、財布から30ドル抜かれてたし・・・。
(でも、ナイロビは昼間でも全貴重品を持ち歩くのは怖い。)
宿に、セーフティボックスが有る場合は、それを活用していました。
もちろん、鍵は自前の南京錠で。
移動の時は、2重で対策!
これは、治安の悪いと言われる南部アフリカに入ったあたりで、始めました。
通常の腰巻ベルトに加えて、太ももにも貴重品ベルトを巻きつける2重対策です。
南アフリカのヨハネスブルグでは、旅行者が腰にも貴重品を巻いていることを知られているようで、荷物一式を強盗団に持っていかれて手ぶらの状態になっても、別の強盗団が腰の貴重品を狙って襲ってくることがあるそうです。
なので、念のため2重対策をしておきました。
太ももの貴重品ベルトには、これだけあれば何とか大きい街まで行って帰国出来るだろうと予想した「100ドル札とクレジットカード1枚」を入れておきました。あんまり分厚くなるとバレるしね。
まぁ結果的に何も盗まれなかったので、良かったです。
資金管理のまとめ
続いて、資金のやり繰りについてまとめました。
先に言っておきますが、長いです。笑
クレジット、キャッシュカードをメインで利用
基本的に、その国で使う分の現金をクレジットカード、キャッシュカードでATMから下ろして、あまり多くの現金を持たない状態をキープしていました。
「その国で使う分+次の国のATMがありそうな街まで足りそうな額」を多過ぎず、少な過ぎずな金額を予想して、下ろします。何度も下ろすと手数料も嵩むので。
でも、これがなかなか難しい。笑
金額の予想には、旅の家計簿とルート・安宿情報を参考にしてみてください。
まぁこれは、他の地域を旅していても、同じですね。
また、ATMを利用する際、キャッシュカードはスキミングされるのが怖かったので、出来る限りクレジットカードを利用していました。
ATMはたくさんあった!
ATMはどの国でも、至るところにありました。
アフリカへ行く前のイメージでは、首都とかにしか無いのかと思ってたので驚いた。笑
とはいえ、田舎の小さな町だと無いこともあるので、大きな街に行くまでの現金は確保しておいた方がよさそうです。
特に、国境越えの時は、基本的に国境にATMは無いので、国境を越えて次の大きな街に着くまでの現金を用意しておくのが無難です。
国境には必ず、両替商が居ます。レートもあからさまに悪いと言うこともほとんどありません。
タンザニアからマラウィに抜ける時は、マラウィ側に正規の両替所があるので、そこでの両替をオススメ。
タンザニア側の両替商は、騙されることもあるみたいです。
でも、びっくりするくらい両替屋が並んでいて面白いですよ。笑
ATM情報
話が逸れましたが、ATM情報に戻ります。
僕が旅する前に、どこにATMがあるのか(どこまで行けば現金を確保出来るのか)結構気になってたので、一応書いておきます。
但し、僕が通ったルートに限ります。
■ATMを見かけた、使った町
【エジプト】カイロ、ハルガダ、アスワン
【エチオピア】バハルダール、アディスアベバ、アルバミンチ、ジンカ
【ケニア】モヤレ(エチオピアとの国境ケニア側)、ナイロビ
【ウガンダ】カンパラ
【ルワンダ】キガリ
【タンザニア】カハマ、ドドマ、ムベヤ(見てないけどありそう)
【マラウィ】ムズズ(見てないけどありそう)、ンカタベイ、リロングウェ
【モザンビーク】テテ、マシシ、イニャンバネ、マプト
【スワジランド】マンジーニ、ムババーネ、エズルウィニ
【レソト】マセル
【南アフリカ】ダーバン、ケープタウン
■ATMが無かった町
【スーダン】国内全域
【ケニア】マルサビット
【モザンビーク】トーフ
スーダンについては、ちょっと特殊なので少し後ろで説明します。
現金について
早めに米ドル現金の用意を!
アフリカではほとんどの国で、ビザが必要です。
そして、そのビザ申請費用のほとんどが、米ドル支払い。
にも関わらず、アフリカ諸国で米ドルを確保するのは、なかなかに大変です。
友達もエチオピアで米ドルが無くなって、両替して貰うのに本っ当ーーーーに苦労していました。
なので、アフリカ縦断をする前に米ドルを確保出来るなら、ある程度の額を用意しておいた方がよさそうです。
また、米ドルはかなり強いので、両替レートもいいです。
僕は、トルコのATMで米ドルが下ろせたので、そこで確保&エジプトで何とか両替して貰えました。
あとは、ケニアのナイロビヒルトン前のATM、ジンバブエのATM(情報ノートに書いてあった)にて、米ドルでのキャッシングが出来るようです。
東アフリカではケニアシリング、南部アフリカでは南アフリカランドが強い!
東アフリカ周辺ではケニアシリング、南部アフリカでは南アフリカランドが強いので、米ドルが手に入らなくて、現金を多めに持っておきたいときは、これらを代わりに確保しておくと良いようです。
それぞれの地域では、レート
但し、ケニアシリングは、南部アフリカではあまり利用価値はないようです。
僕は、これを聞いていて、何かあったときのためにケニアシリングを多めに持っておいたのですが、もう必要ないと思って、マラウィの銀行に行って両替を試みましたが、なんと両替して貰えませんでした。
首都のリロングウェの街中聞いて周って両替出来たのは、旧市街にあった1軒の両替屋と闇の両替商数人のみ。しかもレートは最悪でした。
闇両替の人ですら結構渋ってました。
スーダンに入る前に、大量の現金確保が必要!
スーダン国内では、アメリカからの経済制裁のため、ATM、クレジットカードが利用出来ないので必ずエチオピアまでの現金を用意しておくこと!!
友達は、コレを知らずに首都ハルツームで路頭に迷いそうになってました。笑
どうしてもお金が無くなったら、ハルツームのエティハド航空のオフィスだけクレジットカードが使えるので、そこで出国のチケットを買って、国外脱出するしか方法が無いらしいです。(大使館の人に聞いたので間違いない。)
僕は、この分の現金をエジプトのATMからエジプトポンドで降ろして、それをスーダンポンドに両替して貰って使っていました。
スーダンの両替についてはこちらの記事に詳しく書いています↓
スーダンには公定レートと闇レートがあります。
スワジランドとレソトの通貨
南アフリカ内にある小国スワジランドとレソト。
この2つの国では、南アフリカの通貨ランドがそのまま等価で使えます。
スワジランド:1リランゲニ=1ランド
レソト:1ロティ=1ランド
但し、それぞれの国の通貨は、南アフリカ内では使えません。
香港とマカオみたいな感じですね。
なので、先に南アフリカに入る予定があるならランドを多めに下ろして、それをスワジランド、レソトでも使った方が良さそうです。
最後に
長々と文章ばかり書いてしまいましたが、何かあれば、お気軽にお問い合わせやコメント欄で質問してください。
以上、「アフリカを旅する時の資金・貴重品管理まとめ」でした。
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