イスファハンの伝統的なチャイハーネ
イランには、街の人が集まるような所には必ずと言っていいほど、チャイ(紅茶)を飲むカフェのような溜まり場「チャーイハーネ」がある。
と、言われていたが、普通に歩いているだけでは、意外と見つけられない。
それもそのはず、イランのチャーイハーネは年々減っているそう。
僕も、今回のイランの旅では、イスファハンとシラーズでしか行けませんでした。
しかもシラーズのチャーイハーネは、何のイランらしさも無いテーブルと椅子が並んでいるだけ。
でも、イスファハンのチャーイハーネは素敵過ぎました。
まさに僕がイメージしていた通りのイランの伝統的なチャーイハーネ。
これから、イランを旅する人には是非行って欲しいので、記事にしておきます。
※ちなみに、シーシャは男性だけに許された娯楽と言われていますが、女性でも吸わせて貰えました。
チャーイハーネの位置
グーグルマップ上でこの辺りです。
右側の門のところから、バザールに入って少し行くと右側に小道があるのでそこに入ってください。
すると、すぐ右側にシーシャの絵が描かれた看板があります。
お店は半地下みたいになってます。
店内はこんな感じ
どうですか?良い感じでしょ!?
個人的には、ここでイランに来た感爆発でした。笑
ペルシャを感じさせてくれる調度品がたくさん飾られています。
このごちゃごちゃした感じが、素敵。
昼間っから、こんなところでダラダラ出来て、イラン人は羨ましいですね。
日本にも、お茶をしながら、お喋りを楽しむような文化が芽生えればいいなーと、本気で思いました。
実際に日本にもこんなチャーイハーネがあったら是非教えてください!
イラン式チャイの作法
店内に入るとこんなお茶菓子セットを運んで来てくれます。
2人で行っても、3人で行っても200,000リアル(約700円)でした。
ポットからそれぞれ、紅茶を注いで砂糖を入れます。
紅茶に入れる砂糖はこの結晶になっている砂糖です。
写真には写っていませんが、一般的な白い角砂糖も持ってきて貰えます。
そして、その角砂糖は、チャイを飲みながら「齧る用」。
イランでは、紅茶に直接砂糖を入れるよりは、角砂糖を齧りながら紅茶を飲むことが多いみたいです。
番外編
チャイ繋がりですが、イランのご家庭では、みんなこのチャイ用のポットを持っているみたいです。
エマーム広場に行くと、みんなこのポットを持参してピクニックをしています。
白のポットには、濃ゆーい紅茶が入っていて、それを銀色のポットからお湯を注いでそれぞれ好みの薄さにして飲みます。
銀色のポットの下で火を焚いて、お湯を沸かし、白のポットは、銀色のポットの上に乗せて保温出来るみたいです。
これ、ちょっと欲しかった。笑
以上、イスファハンの超絶オススメなチャーイハーネでした!
コメントする
コメント一覧 (2件)
今すぐイランに行くわけではないのですが、中央アジアのチャイハネを検索していたら、なんとなくイランにまでたどりついてしまいました。
チャイ用ポットとは、ロシアの湯沸かし器サモワール。飲み方もロシアと同じ。こんなところにしっかり浸透しているのですね。
ちょっとした共通点を見出してイランに行ってみたくなりました。
misakkさん
コメントありがとうございます!
中央アジアは行ってみたいと思いつつも、情報収集も出来ていないエリアだったんですが、中央アジアにもチャイハネの文化があるんですね。益々中央アジアにも行ってみたくなりました。僕、チャイハネ文化大好きなんです。笑
また、チャイ用のポットはロシアの文化が流れてきてるとは。知りませんでした。
現在では、ISISの影響で行きにくい国にはなってしまいましたが、イランは僕の大好きな国の一つなので、情勢が落ち着いたら是非足を運んでみてください。人がとにかく優しくて旅人が気に入るのは間違いなしです。