ペルーには何だかんだで1ヶ月以上、クスコ周辺ではトータル3週間弱も滞在してしまいました。
その間に、クリスマス、年末年始を過ごすことが出来たので、今回はペルーのクリスマス、年末年始事情を紹介したいと思います。
※為替レート(2016年11月時点)
1ソル≒33.5円
年末のおやつは「パネトン」
まずは、「パネトン」というケーキ。
僕らは11月末にペルーに入国したんですが、その時からスーパーでは山積みで売られていて、その後もペルーのあちこちで売られているのを見掛けました。
最初は、ペルーではこんなおやつが流行ってるんだなーくらいに思っていたんですが、どうやらこれは年末に食べる物らしいです。年末にはこのパネトンをココアと一緒に食べるのが風習なんだとか。
でも特に食べる日が決まっているわけではなくて、ただ単におやつとして食べるようです。宿のおっちゃんは普通に小腹が空いた時に食べてました。笑
せっかくなので、僕らもクリスマスの日に買ってみました。笑
写真では伝わり辛いかもしれませんが、片手に乗る小さなサイズです。本当は大きいのを買ったらおまけで付いてくるやつらしいんですが、バラ売りしているお店を見つけて買ってみました。料金は3ソル(約101円)
中身はこんな感じ。味はたぶん想像して貰った通りの味だと思います。
普通の防腐剤たっぷりのカップケーキです。笑
美味からず不味からずでした。笑
ペルーはインカの歴史が色濃く残る国なので、もっと文化的な物を食べても良さそうですが、ただのカップケーキって。年末以外にも普通に売ってそうですね。笑
ペルーのお正月は高級食材のクイを!
ペルーでは、「クイ」という動物が高級食材として食べられています。
こちらがクイ。そう。ネズミです。
しかし、先ほどのパネトンとは違って、このクイはインカの時代から家畜として飼育され、現在でも高級食材として食べ続けられているという歴史ある食べ物なんです。
元旦にクスコをぷらぷらしていたら、とある広場でこのクイの丸焼きを出している屋台がたくさん並んでいたので、ペルー人も元旦のおめでたい日には高級食材であるクイを食べるのでは無いかと思います。笑
※元旦ではなくてもクイを食べられるレストランはたくさんあります。
ということで、元旦早々冒険をしてみました。2017年は冒険の年になると良いです。笑
注文すると切り分けてプレートに乗せてくれます。ちょっと味見が出来れば良い程度だったんですが、意外とボリュームがあって焦りました。
料金は20ソル(約670円)なので普通に食堂やメルカドでご飯を食べるよりもだいぶ高いです。さすが高級食材。
ちゃんと顔も乗せてくれました。地元の人たち曰くこの顔の部分が一番旨いらしいです。
で、お味はと言うと、まぁ美味しくはないですね。笑
皮はゴムみたいに弾力が凄くて全然千切れません。お肉自体も臭みが強くてちょっとしんどい。
オススメの顔の部分については、ほぼ皮です。隣のおばちゃんに目玉も食うんだよ!と言われて、片目だけ食べてみましたが、・・・って感じでした。脳みそはクリーミーで、クイの中では一番美味しい部分だったかも。笑
年越しのラッキーアイテムは黄色いグッズ!
ペルーの年越しに欠かせないのが黄色いもの。ペルーでは、黄色いものを身に付けて年を越すと1年間幸運になれると言われているそうです。
大晦日が近付くとあちこちで黄色いグッズが売られ始めます。
特に黄色いパンツを扱っているお店が多いです。笑
今思うと1枚くらい買っておいても良かったかなと思いますね。笑
あとはこの黄色紙吹雪も年越しの時にバラまかれてました。
元旦には、道路のあちこちが黄色くなってました。笑
グッズだけではなくて、メルカドの食堂も黄色メインで装飾されてました。
おばちゃんたちも黄色い帽子を被って可愛い。笑
子供たちにはプレゼント!
ペルーでは、クリスマス前後に子供たちにおもちゃがプレゼントされるようです。クスコやウルバンバの町で子どもたちが集まっておもちゃを貰っているのを見掛けました。
日本で言う子供会みたいなもんですかね。でも、これは子どもたちにとっては嬉しいイベントですね。
花火と爆竹の嵐!クスコの年越しカウントダウン
そしてクスコで迎えた年越しのカウントダウン。
普通に進んでいったら、ボリビアのラパスで年越しを迎える予定だったんですが、ラパスの年越し、宿事情がどんな感じなのかわからなかったのとクスコの宿の居心地が良かったので、少しのんびりしてクスコでカウントダウンを迎えることにしました。
結果、クスコで年越しをして良かったと思います。とにかく大盛り上がりでした。
大晦日の夜10時半くらいから、アルマス広場で花火が上がり始めます。
アルマス広場へ行く途中のレストランも黄色い風船で装飾されています。
広場に到着。既に大勢の観光客、地元民でごった返しています。
動画。人がたくさんいるにも関わらず、広場のあちこちからロケット花火が飛んでいて危ない。笑
坂の上の方から広場を見ると戦争でも起きてるんじゃ無いかと思うくらいです。笑
花火だけではなく爆竹もあちこちで鳴っています。
この子は人ごみに爆竹を投げて遊んでいました。凄く危ないのに誰も咎め無い。笑
奥の方に歩いて行ったら花火を打ち上げていました。
でも、これ個人です。笑
僕はてっきり街のイベントとして花火が上げられているのかと思ってたんですが、カウントダウンまで待ちきれ無い現地の人たちが遊んでるみたいです。笑
このエリアは危なくて誰も近付かない。笑
カテドラルにはプロジェクションマッピングでカウントダウンが表示されています。
そして、年越しのカウントダウン。
とにかく大盛り上がりです。
ボタンを押し間違えて、動画を撮りそびれちゃったんですが、カウントダウン2分前くらいから広場の花火、爆竹はピークに達して、人ごみの中に爆竹を放り込まれるわ、花火を打ち込んでくるわで危うく火傷するところでした。笑
後から気付いたんですが、相方はダウンに焼けた跡が付いてました。笑
日本だったら大問題ですが、逆に日本とかけ離れたカウントダウンイベントに参加出来てホント楽しかったです。
その後も広場の近くで花火が上がり続けて、広場は煙でモクモク。
イベントのために建てられた祭壇みたいなのに火が移って火事になってました。笑
警察はてんやわんや。笑
そりゃあんだけ花火と爆竹が飛び交ってたら火事にもなりますわ。笑
広場から路地に入ると屋台もたくさん。
ただ、もちろんですが日本のようなバリエーションはありません。売っているものもイベントだからって特別なものがあるわけでもない。
ちなみに、クリスマスについても24日から25日に変わるタイミングで花火があがるようですよ。クリスマスはクスコにいなかったんですが、ウルバンバという小さな街でも花火が上がってました。
ペルーは年末に治安が悪くなる!
最後にペルーの年末の治安について。
ペルーでは年末になると強盗が増え治安が悪くなるそうです。
理由は、年末年始をみんなと同じように楽しみたいお金の無い人たちが、人のお金で年末年始を過ごそうとするからだそうです。笑
話で聞いている分には面白いですが、実際に強盗は多くなるそうなのでペルーでクリスマス、年末年始を過ごす方は十分にご注意ください。
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