コスタリカの首都サンホセから日帰りで幻の鳥ケツァールを見に行ってきたので紹介します。
※為替レート(2016年10月時点)
1ドル≒100.53円
1コロン≒0.19円
ケツァールとは
ケツァールとは、メキシコ南部からパナマにかけての山岳地帯の森林に生息している鮮やかな色をした美しい鳥です。
グアテマラでは国鳥に指定されており、通貨単位も「ケツァール」とされています。
また、ケツァールは幻の鳥とも、見たものを幸せにする鳥とも言われています。手塚治虫の火の鳥のモデルにもなったそうですよ。
サンホセから格安でケツァールを見に行く方法
サンホセから70km(セテンタキロメトロ)地点に、「Paraiso Quetzal Lodge」と「Mirador de Quetzales」と言う2つのロッジがあります。
この70km地点までバスに乗って自力で行って、ロッジの主催するツアーに参加すると言うのがバックパッカーの中では、格安でケツァールを見る方法として一般的になっています。
今回は、僕らもこの方法でケツァールを見に行ってきました。
サンホセから70km(セテンタキロメトロ)地点、ロッジへの行き方
サンホセからロッジのある70km(セテンタキロメトロ)地点までは、MUSOCバスターミナルから出ているサン・イシドロ行きのバスに乗って行くことが出来ます。
MUSOCバスターミナルはこの辺り。「Calle Central」と「Avenida 22」の角です。
泊まっていた宿からはタクシーで1,100コロン(約209円)でした。
バスターミナルに着いたら、窓口でチケットを購入します。70km地点までですが、サンイシドロまでを購入しなければいけなくて、料金は3,115コロン(約592円)
バスのタイムテーブルはこんな感じ。
朝早い方がケツァールを見られる可能性が高いということだったので、僕らは朝6:30のバスに乗りました。
バスは意外にも大型のバスでした。まぁまぁ快適です。
8時前くらいに、70km地点の少し手前で休憩がありました。
レストランの向かいにもロッジの看板があります。
そしてバスが出発して8時半頃に70km地点に到着。
maps.meにもこの地点は載っているので、maps.meを見ていれば降りそびれることは無いと思います。ですが、念のためバスのドライバーにも70km地点で降りたい旨を伝えておくと安心です。
バスを降りたところから10分ほど歩くと、2つのロッジの分岐点に差し掛かります。
「Paraiso Quetzal Lodge」でケツァールツアーを申し込む
今回、僕らは「Paraiso Quetzal Lodge」でツアーに参加しました。
本来「Paraiso Quetzal Lodge」では、事前にツアーの予約が必要だったんですが、ホームページを見てみても予約フォームとかが無かったので、よくわからずに直接来てしまいました。
それでも、スタッフは物凄く親切で今から出発出来るガイドを探してくれ、ツアーに参加させてくれました。
ツアーは2時間で代金は1人30ドル(約3,016円)
ツアーの予約方法について確認したところ、電話かメールで連絡をして欲しいとのことでした。
ホームページは以下のリンクから。
ガイドが到着するまでロッジで待たせて貰いました。山小屋風の雰囲気の良いレストランです。
お土産スペースもありました。
そして外のテラスに出てみるとこの絶景です。
テラスにはハチドリの観察コーナーが設けられています。めちゃくちゃ可愛くて、ガイドが到着するまでずっと見ていました。
ホントにハチみたいにブンブン飛ぶんですよ。動きもまさにハチ。
幻の鳥ケツァールを探しに行く
シーズン中であれば、ロッジの周りでケツァールが見られるらしいんですが、僕らが訪れた時期はオフシーズンだったので、ガイドの車に乗ってロッジから8km離れた農場へケツァールを探しに行きます。
ケツァールは、農場になっているこのリトルアボガドの実を食べにやって来るらしいです。
そして、ガイドと農場のおじいちゃんを筆頭に、ケツァール散策に出発します。
と思いきや、ガイドが出発して30秒ほどでケツァールを発見!
おぉー。これがケツァールです。美しい、と言うよりは目がクリックリで超可愛いんですけど。見れるかどうか心配だったので、1羽見れてひとまず安心です。
ちなみに、このケツァールはメスだそうです。
この写真もマヌエル・アントニオ国立公園の時同様に、ガイドの望遠鏡越しにiPhoneで写真を撮らせて貰いました。今回のガイドの望遠鏡はレンズがくすんでいて、白っぽくなってしまいました。笑
そして、その後またすぐにオスのケツァールも発見です。
農場内を飛び回っているので、刺激しないように遠くから望遠鏡で狙います。
どうです?めちゃくちゃ可愛いくないですか?さっきの写真だと目のクリクリ感がわからなかったと思いますが、これなら可愛さが伝わると思います。
見ると幸せになれるという言い伝えがあると言いましたが、僕はもう見れただけで幸せでした。崇めらえるのも頷けます。
また、本来オスのケツァールはもっと鮮やかな長い尾を持つようなんですが、今は時期的に若いケツァールしかおらず、長い尾のケツァールは見れないようです。
農場内には結局この2羽以外のケツァールは現れず、この2羽も1時間ほどでどこかへ行ってしまったのでそこでツアー終了となりました。
ガイドにもう少し待つかと言われたんですが、もう見れる気配はなかったので大人しく引き下がることにしました。
正直言うともっとたくさん見たかったんですが、今回は見れただけで良しとしましょう。
ガイドへのチップは一応3ドル(約302円)だけ渡しておきました。
帰り際に農場のおじいちゃんがケツァールの抜けた羽を見せてくれました。光の加減でいろんな色に変化して凄く綺麗でした。僕も1本欲しかったです。
農場のおじいちゃんも一緒にケツァールを探してくれたので、チップを渡すべきか迷いましたが結局渡さずに別れを告げました。
サンホセへの帰り方
サンホセへは、往路で休憩したレストランからバスに乗り込むことが出来ます。料金は2,000コロン(約380円)でした。
このレストランまでは、ガイドが車で送ってくれます。
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コメント一覧 (2件)
コスタリカへの旅行を予定しており、大変興味深く拝見しております。主に野生動物をメインで見て回ろうと思っています。
バスについてお伺いしたいのですが、長距離バスは明確なバス停が無く〇〇キロ地点といった区切りで降りるところを指定するのですか?ターミナル以外から乗る場合も、その地点から乗るのでしょうか?地点をバスが通過する時間はホテルの人に聞くのが良いでしょうか?
コスタリカのバスの便利なサイトなどあれば教え下さい。
質問が多くすみません。メインの移動手段であるバスについてよく分かっておらず、予定を組むのに苦戦しています。アドバイスいただけると幸いです。
五月雨さん
コメントありがとうございます!
ご返信が遅くなり申し訳ありません。
基本的には都市間の移動はターミナルからターミナルへの移動となります。
この記事で紹介したロッジへの行き方が少し特殊なだけですよ。
もうコスタリカ旅行終われれますかね?
お役に立てなかったらすみません。。