【旅した日:2014年11月11日】
今日はモザンビークを出て、南アフリカの中にある小さな国「スワジランド」への入国を試みたいと思います。
スワジランドは、南アフリカ内にあるとは言いますが、実はモザンビークとも国境を接していて、マプトからスワジランドまでの国境まではたったの1時間半。
なので、モザンビークから南アフリカに抜けるついでに立ち寄ることが出来ます。
出発前の腹ごしらえ。
昨日のレストランがパン屋さんもやっていて、そこでエッグタルトを見つけたので朝ご飯用に購入しておきました。
エッグタルトなんてポルトガル領って感じですね。旧ポルトガル領のマカオにもあった。
でも、本場のポルトガルには無いんだとか。あとで確かめに行かなきゃ。
食後、早速バスターミナルへ。
バスターミナルまでは、歩いて行けると聞いていたんですが、雨が結構降っていたので渋々タクシーを利用。宿からバスターミナルまでは200メティカル(約735円)でした。
宿のスタッフに徒歩20分と言われたけど、そんなに近くない気がする・・・。
バスターミナルに到着すると、客引きに連れられて国境のナマーチャ行きのミニバスへ。
ナマーチャ行きのミニバスは70メティカル、もしくは30ランド。
当時のレートではメティカルで払った方がお得でした。
ちなみに南アフリカランドはバスターミナルで両替出来ます。
500メティカルが150ランド。めっちゃレート悪い。
モザンビーク側の国境でも両替出来ますが、レートは一緒でした。
そして、スワジランド側に行ってしまうと、両替屋もATMも無いので、モザンビークで少しランドの現金を作っておいた方が良さそうです。
ミニバスには、まだ半分ほどしか人が集まっていないので、いつものように出発待ち。
このミニバスの出発待ち。いつ出発するかもわからないし、席を取られちゃうかもしれないので、外を出歩くことが出来ないのがツライ。ひたすらバスの中で出発を待たなければいけない。
ここまでアフリカを旅してきて、1時間位なら余裕で待てるようになりました。笑
さて、ほぼ人が集まり、もう少しで出発という時に自分の体の異変に気付きました。
お腹痛い。。
そうです。便意を催してしまいました。
スーダン以来の移動時のトイレトラブルです。
でも、今回の原因はわかっています。
犯人は、昨日食べた辛ラーメン。
辛いもの食べると翌日お腹痛くなりませんか?
僕も食べる時ちょっと心配してたんです。
でも、今朝は快便だったのでもう心配は無いと思って、油断して宿を出てきてしまいました。
まだお腹の中に辛味成分が居たみたいです。。
そんな腹痛の急襲に遭い、僕は脂汗を掻きながら必死に考えました。
ミニバス内には人がギュウギュウに詰め込まれていて外に出て入り直すのは難しい。
国境まではたったの1時間半。いつものように寝てればあっという間に着く距離だ。
何とか我慢をしてしまおうか。
いや、もう既に便意マックス!
トイレがある今のうちに無理を言ってでも行っておいた方が良いに決まってる!!
悩んだ末に、バスターミナルに居るうちにトイレに行くことに。
しかし、隣の女性に、トイレに行くから通してくれと伝えると、「もう出発するからやめておきなさい。途中空港にも寄るからそこのトイレを利用したらいいわ。」と言われてしまった。
この時、僕の腹痛の波は、落ち着いていたせいか、何故かこの女性の意見をすんなり受け入れて、バスターミナルでのトイレは見送ることにした。
そして、バスターミナルを出発すると、腹痛の波が来ていないうちに、眠りに落ちた。
さすが、眠れる獅子の私。こんなときでもよく眠れる。
1時間後。昨夜ぐっすりと眠ってしまったせいか、目が覚めてしまう。
しかし、国境まではもうすぐのはず。幸い、お腹の調子も悪くない。
これなら、苦しむことなく国境まで辿り着けそうだ。
でも、腹痛と言うのはそう甘くない。
到着までの残り僅か数十分。
お腹から意識を離そうと努力していたにもかかわらず、痛みの波はすぐにやってきた。
しかも、痛みが引く気配は無い。これはヤバい。
集落が見える度に、ここが国境かと隣の乗客に尋ね、その度にもう少しだ。と言う答えが返ってきて落胆する。
そうこうしているうちに、道沿いにホテルが建っているのを見つけた。
いっそ、ここで降りてホテルのトイレを借りてしまったらもう楽になれるじゃないか。
国境までそう遠くないだろうし、歩いて行くことだって出来るのではないだろうか。
歩ける距離で無くても、ホテルならタクシーを呼んで貰って、国境へ行くのも簡単だ。
ミニバスを止めようか、もう少し我慢しようかと悩み、もう少し我慢しようと結論付けて間もなくミニバスは国境に到着した。
ホテルから国境は全然近かった。
ミニバスが国境手前に到着すると、闇の両替商が群がって来た。
今の状況なら、こんなやつらガン無視して一目散にトイレに向かうはずだけど、何故かブロガー根性が発動。「国境のレートも調べないと!」と謎の義務感に駆られ、一応レートだけ聞いてトイレへと向かいました。レートはバスターミナルと同じ、500メティカルが150ランドでした。
両替商にトイレの場所を聞き、トイレへと向かう。
トイレは有料のはずだが、管理人が居なかった。
もう我慢ならない。
お金は後で払えば良いと思って、急いでトイレに駆け込んだ。
しかし。男子トイレの大きい方は故障中か何かで扉が開かなくなっていた。
万事休す。
トイレの外に出てみると、管理人のおっちゃんが戻ってきたので、身振り手振りで緊急事態だと伝えると、女子トイレに入りなさいと言われ、もう我慢の限界な僕は迷わず女子トイレへ入らせて貰った。
いやー。スッキリした。笑
トイレから出ると、おばちゃんがたくさん居たけど、みんな「スッキリしたかい?」って笑顔で話し掛けてくれた。僕も「お陰様で間に合いました。」と身振り手振りで説明すると、「あら、う○こだったの?ガハハハハー!」と大爆笑だった。
モザンビーク人は陽気だ。
腹痛話が長くなったが、旅の話に戻そうと思う。
トイレ後、イミグレーションへと向かう。
途中、勝手に話して掛けてきて、勝手にイミグレーションの場所を教えてきた現地人にお金を請求されるけど、無視。
出国、入国ともに問題なくクリア。
でも、モザンビークのゲートを出る時の警察官にコーラくれと言われ、スワジランドのイミグレーション職員にはジャケットくれと言われた。
スワジランドのイミグレーション職員は結構しつこかった。
デブなオバハンだったから、あげたところで絶対サイズ合わないし。
このオバハンのせいで、スワジランドの第一印象はあまり良くない。
スワジランド側から見た国境。
天気最悪です。今のスワジランドは雨期らしく、雨が降ってばかりらしい。
国境から少し歩いたところ。
右側にマンジーニ行きのバスが停まっています。
今日目指すのは首都のムババーネですが、ダイレクトには行けないので、スワジランド最大の商業都市マンジーニで乗り換えます。
マンジーニまでは50ランドでした。事前の情報では40ランドだったので少し高い。でも値切れなかった。
1人につき1席設けられているという普通のことに感動。
もうアフリカ出たんだなって思いました。
そして、人数も集まりきらないまま出発しました。
マンジーニでバスを乗り継ぎ、3時間。
首都ムババーネのバスターミナルに到着です。
雲に覆われています。
そして、ココから目当ての宿を探そうと歩き始めた時、バスターミナルに居たタクシードライバーに道を聞いてみると、その宿は潰れたとのこと。。
ちなみに、「オールウェイズバックパッカーズ」です。情報が古かった。
そして、その他には中心地に安宿は無いそう。
あらら。
ということで、ムババーネでの滞在は諦め、少し考えて急遽スワジランドの文化的な土地エズルウィニ渓谷で安宿を探すことにしました。
エズルウィニ渓谷は、ムババーネとマンジーニの間にあって、ムババーネからは30分くらいで着きます。「ロバンバ」行きのミニバスに乗れば良いそうです。
ちなみにターミナル周辺の露店。
スワジプラザというショッピングモール。
エズルウィニでは降り場はよくわからずに、何となく頭に残っていた情報「SHOP RITE」を頼りにSHOP RITE前で下車。その周辺で人に聞いたり、看板を辿ってみたりして、何とか宿にありつくことが出来ました。
「LEFENDS BACKPACKER LODGE」
詳細はこちらの記事にまとめています↓
この宿、キッチンが広くて使いやすいので自炊しました。
といってもSHOP RITEで買ってきたインスタント麺。
チキンやビーフと言った一般的な味の他にも、チーズと言う日本では考えられない味もありました。
これが1袋4ランド(約40円)
スワジランドの通貨は、単位をリランゲニ(複数形はエマランゲニ)として存在しますが、経済が南アフリカに依存しているため南アフリカランドも等価として使えます(1ランド=1リランゲニ)。でも、リランゲニは南アフリカ国内では利用出来ないのでご注意を。
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