ラパスのエル・アルトと言う地区で、毎週日曜日に開催されるラパス名物の泥棒市とオバプロへ行ってきたので紹介します。(泥棒市は木曜日も開催)
※為替レート(2017年1月時点)
1ボリビアーノ(ボリ)≒17円
エル・アルトへの行き方
泥棒市、オバプロの開催されるエル・アルトはすり鉢状になっているラパスの町の坂の上にあります。ちょうどこの写真の真ん中くらい。
ここまでは、ラパス旧市街(中心地)からロープウェイで行くことが出来ます。
バスも走っているらしいんですが、たぶんロープウェイの方が快適だと思います。
ロープウェイの乗り場はこの辺り。
maps.meの方がロープウェイの路線も書かれていてわかりやすいです。駅名は「Central/Taypi Uta」になっていて、マークもロープウェイの絵になっていると思います。
この駅までは泊まっていた「Hotel Milton」から歩いていけました。1kmちょっとです。
そして、これがロープウェイ乗り場。
ラパスの街並みにスタイリッシュな建物が浮いています。笑
まずは奥の窓口か「Boletos」と書かれた券売機でチケットを購入します。料金は片道3ボリ(約51円)
で、入場するんですが、日曜のせいか激混みで長い行列が出来ていました。
しかも、定期券だかSuicaだかわかりませんが、そういうもので入場する列と、チケットで入場する列が分かれているので、もし行列が出来ていたらどちらに並べば良いか確認した方が良さそうです。
待ちに待ってようやく乗車です。
ロープウェイはコロンビアのメデジン以来ですが、実はここラパスのロープウェイはメデジンのロープウェイを参考にして造られたそうですよ。治安改善策の一環です。
詳しくは以下の記事で。
ぐんぐん高度が上がっていきます。
ラパスの旧市街でも標高は3,000mを越えていますが、これから向かうエル・アルトは4,000mを越えます。
高山病が心配な方は薬等も持参した方が良いかもしれないですね。
高度が上がるにつれて、ラパスの全景が見えてきます。帰りは暗くなって居たので夜景も綺麗でした。
途中、貧しい家も散見されました。
ラパスでは、貧しい人程高いところに住んでいると言います。すり鉢状の街の底の方には富裕層、上の方には貧困層と一応住み分けがされているみたいです。
なので、これから行くエル・アルトも一応治安はあまり宜しくないらしいです。
そんなこんなでエル・アルトの駅に到着。
駅を出るとすぐ目の前に泥棒市が広がっています。
なので、迷う心配は無し。と言うか泥棒市の規模は相当なものなので、エル・アルトまで来てしまえばどうやっても泥棒市に辿り着けると思います。笑
泥棒市
毎週木曜と日曜に開催されるラパスの泥棒市。
実際にどうかはわかりませんが、その名の通りこの市に並んでいる商品は盗品ばかりなんだとか。
ラパスで盗難に遭ったらこの泥棒市に来てみると盗まれたものが見つかるとも言われています。笑
僕らが盗まれた日本円の諭吉3枚も並んでないかしら・・・。
あとは、この泥棒市。盗品が並ぶだけではなく、スリも居るらしいので貴重品の管理には十分注意が必要です。現地調達ってやつですかね。笑
ロープウェイの駅を出て、オバプロ会場は左方面だったので、右方面から攻めてみます。
この周辺は車関係の部品が売られているエリアでした。
いかにも盗んだ車を解体して売ってるっぽい雰囲気。笑
こんなの買って自分の車に付けられるのかなってものもたくさん売っていました。
車本体も売ってました。
雨が降っていて寒いから販売者は車の中で待機してます。笑
日本から盗んできた?笑
更に奥に進んでみると洋服エリアです。
この辺はさすがに盗品では無さそう。
たぶん1km以上歩いたと思うんですが、まだあんなに先まで続いています。規模が大き過ぎます。
じっくり周ったら1日じゃ全然足りない。
と言うことで、僕らは早くも折り返しです。
でも、この辺りまで来ると視界が開けて、ラパスの街並みを見下ろせます。天気が良ければなかなか良い景色だと思います。
インディヘナのおばちゃんも民芸品を売っていました。画になる。
その近くではケータイを売る人も。
一応ちゃんとショーケースに並べて売っているお店もあるんですが、こういう足元に置いて売っているものは如何にも盗品っぽいです。
日本のアニメ関係のお店もちょこちょこありました。
ボリビアでも日本のアニメは人気なんですね。
民芸品のお店。相方が布を買ってました。24ボリ(約408円)でした。
こんなの誰が買うのっていうマニアックなものも売っていました。
子ブタちゃんも。。
他にも家電製品やおもちゃやら色々なものが売っていました。
ラパスの人たちは、日曜になると休みを利用してこの泥棒市に生活用品を探しに来ると聞きましたが、これだけ品揃えが良ければあながち間違っても無さそうです。
駅から見て洋服エリアの先に食堂が固まっているところがあって入ってみました。
Chicharron(チチャロン)を頼んで15ボリ(約255円)
味は微妙・・・。笑
雨が降っていて寒過ぎたのですぐに入れる食堂に入って失敗しました。
行列が出来ている食堂もあったので、そっちに入った方が間違いは無いでしょう。
一通り見て回って最後にベビーカステラ的なものを。2ボリ(約34円)
寒過ぎるのでかなり冷たくなっていて微妙な味でした。温かかったら美味しいと思います。
オバプロ
ラパスの名物オバプロこと「おばちゃんプロレス(和名)」
その名の通り、民族衣装を着たおばちゃん達が暴れ狂うラパスに来たら欠かせないエンターテイメントです。
正式には「ルチャ・リブレ」「チョリータ・レスリング」と言うようなので、現地で何か聞くことがあったらこの名前を出せばわかってくれると思います。
泥棒市からオバプロの会場へ
泥棒市からオバプロの会場までは歩いていくことが出来ます。
駅から出て左方面に進んでいきます。
あとで地図を載せるので行き方は割愛しますが、こちらがオバプロの会場です。
しかしですね。16時開場で17時開始と聞いていたんですが、待てども待てども会場が開く様子がありません。
そしたら、一緒に待っていた親切な現地人が今日はたぶん休みだと教えてくれました。
で、周辺に居たオバプロ待ちの観光客でどうする?って言う話になって、1人が別の会場も知っているということだったので、みんなでその会場へ向かうことになりました。
何だか即席のオバプロツアーになってしまいました。笑
そして、こっちが別のオバプロ開場です。こっちには既に行列が出来ていて、オバプロが開催されるようです。
本来のオバプロ開場からは結構歩きます。20分近く歩いたかな。
エル・アルトの駅と2つのオバプロ会場の位置関係はこんな感じ。(※クリックで拡大)
赤:エル・アルト駅
オレンジ:本来のオバプロ会場
青:今回訪れたオバプロ会場
maps.meには、オバプロの会場はそれぞれ以下のように登録があります。
本来のオバプロ会場:Centro Polifuncional de la Ceja de El Alto
今回訪れたオバプロ会場:Cholitas Wrestling
また、今回訪れたオバプロはホームページもあるようで、以下のリンクからチェック出来ます。
オバプロ会場へ入場。ドリンクとポップコーン、お土産まで貰える!
入り口でチケットを買って入場です。
本来は50ボリ(約850円)なんですが、試しに安くしてよって言ってみたらあっさり40ボリ(約680円)になりました。笑
チケットにはトイレの回数券が2枚と、スナック、お土産の券が付いています。
入場するとリングの周りは外国人観光客専用の席になっていました。
現地人は奥の席。
でも、面白いパフォーマンスとかは基本この現地人の席の前で行なわれるので、もし席が空いていればこっち側の外国人用の席を確保した方が楽しめそうです。
席が確保出来たら、チケットの半券を利用してカウンターに飲み物、ポップコーン、お土産を貰いに行きます。
ジュースとポップコーン。
ポップコーンは自分で塩を掛けられるので味の加減が出来て地味に嬉しい。
そしてお土産はオバプロ人形。
みんなが行っている本来のオバプロ会場では、お土産貰ったなんて話見なかったのでこっちの方がちょっと得かな?
会場を温まらない男たちの前座
17時になっていよいよスタートです。
まず1試合目は、男性によるプロレス。おばちゃんたちの前座ですね。
ただ、この前座が可哀想なくらい会場を温められない。
みんなおばちゃん目当てで来てるわけなので、盛り上がらない気持ちもわかりますけどね。
一応動画も。
会場が大盛り上がり!遂におばちゃん登場!
男性陣の前座が終わり2試合目からはいよいよおばちゃんたちの登場です。
おばちゃんたちの試合は3試合あるんですが、写真や動画はごちゃ混ぜでお送りします。
おばちゃん入場。衣装は、現地の民族衣装インディヘナドレスです。
おばちゃんプロレスと言うだけあって、おばちゃんたちだけで行われるもんだと思っていましたが、なんと若い子も入場してきました。
どうやら、おばちゃんVS若い子の試合になるようです。これは面白い。
しかも若い子は結構可愛い。なかなか良いですねぇ。笑
試合開始。前座の男性陣に負けず劣らずの激しい戦いが繰り広げられます。
会場は一気に大盛り上がりで、前座とかもうみんな忘れてたと思います。
隣に座っていた欧米人なんか、前座の時に澄ました顔してたのに、おばちゃんの試合が始まったらフゥー!!とか言ってテンションだだ上がりでした。笑
幸運なことに若い子のパンチラを激写出来ました。
※おばちゃんのパンチラは多々あります。
もちろん、場外乱闘もあります。目の前まで来て焦った。笑
3試合もあると審判が介入してきたりとプロレスらしい試合も観られます。途中審判対審判みたいなことも起きたりしてスペイン語がわからなくても楽しめます。
この動画は女の子が上手く避けて審判にジュースがぶっかかるシーンなんですが、前にいるスマホの人がジュースを掛ける瞬間に奇跡的にスマホを被せてきたせいで、何かマジックみたいになってます。
スマホを外したらジュースまみれ的な。笑
女性陣の試合が終わると会場の片隅で記念撮影を撮らせてくれます。
僕もおばちゃんたちと写真を撮って貰いました。笑
女性陣の試合の後は、また男性陣の試合が始まるんですが、ほとんどの外国人はここで帰ってました。
警備員も暇になったのかスマホで動画撮ってるし。笑
帰りは結構暗くなっていたんですが、駅までは人が賑わっていたので治安の悪さはあまり感じられませんでした。とは言え、十分注意して宿まで帰りましょう。
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