サンホセからパナマシティまでのバス移動についてまとめます。
ここまでの中米はずっとローカルバスを乗り継いで来ましたが、サンホセからパナマシティまではローカルバスだと途中の街で1泊が必要になってしまい、それだとあまり料金も変わらないようなので、中米最後の長距離移動はTICAバスを利用してみました。
なので、今回はTICAバスのまとめです。
※為替レート(2016年10月時点)
1ドル≒100.53円
1コロン≒0.19円(コスタリカ)
TICAバスについて
まずはTICAバスについてご紹介。
TICAバスは中米を旅する旅行者で知らない人は居ない国際バスで、メキシコからグアテマラ、エルサルバドル、ホンジュラス、ニカラグア、コスタリカ、パナマの8ヶ国を結んでいます。
また、都市によってはTICAバスのターミナル内にホテルが併設されているため、バスが到着したら1歩も外に出ることなく宿泊し、次の街へ向かうバスに乗り継ぐことも出来ます。なので、TICAバスを利用すれば治安の良くない中米の国々を、危険を冒すことなく、陸路で通過することが出来ます。
ただ、TICAバスのターミナルは、都市の中でも治安の悪いところに建てられているような気がします。少なくとも、サンサルバドルとサンホセではそのように感じました。なので、TICAバスで移動してTICAバスのホテルに泊まっていたらその都市の悪い部分しか見えないような気もします。
TICAバスの時刻表と料金
せっかくなので、TICAバスの時刻表と料金も一覧化しておきます。変更される場合もあるので正確なものは以下のTICAバスのURLでご確認を。
※表は左から出発都市、出発時間、到着都市、到着時間、料金です。
◆メキシコ発
出発地 | 出発時間 | 目的地 | 到着時間 | 料金 |
タパチュラ | 7:00am | グアテマラシティ | 12:30pm – 1:30pm | 22ドル |
◆グアテマラ発
出発地 | 出発時間 | 目的地 | 到着時間 | 料金 |
グアテマラシティ | 6:00am | サンサルバドル | 11:00am – 12:00pm | 22.4ドル |
グアテマラシティ | 2:00pm | サンサルバドル | 7:00pm – 8:00pm | 22.4ドル |
グアテマラシティ | 12:00pm | タパチュラ | 6:30pm – 7:30pm | 24.64ドル |
◆ホンジュラス発
出発地 | 出発時間 | 目的地 | 到着時間 | 料金 |
サンペドロ・スーラ | 5:30am | マナグア | 6:00pm – 7:00pm | 40.09ドル |
テグシガルパ | 9:30am | マナグア | 6:00pm – 7:00pm | 26.09ドル |
テグシガルパ | 6:00am | サンサルバドル | 1:00pm – 2:00pm | 20ドル |
◆エルサルバドル発
出発地 | 出発時間 | 目的地 | 到着時間 | 料金 |
サンサルバドル | 6:00am | グアテマラシティ | 11:00am – 12:00pm | 20ドル |
サンサルバドル | 2:00pm | グアテマラシティ | 7:00pm – 8:00pm | 20ドル |
サンサルバドル | 3:00am | マナグア | 1:00pm – 2:00pm | 50ドル |
サンサルバドル | 5:00am | マナグア | 6:00pm – 7:00pm | 35ドル |
サンサルバドル | 12:00pm | テグシガルパ | 6:30pm – 7:30pm | 20ドル |
サンサルバドル | 3:00am | サンホセ | 10:00pm – 11:00pm | 84ドル |
◆ニカラグア発
出発地 | 出発時間 | 目的地 | 到着時間 | 料金 |
マナグア – グラナダ | 6:00am | サンホセ | 3:00pm – 4:00pm | 28.75ドル |
マナグア – ヒノテペ | 7:00am | サンホセ | 4:00pm – 5:00pm | 28.75ドル |
マナグア – グラナダ | 12:00pm | サンホセ | 9:00pm – 10:00pm | 28.75ドル |
マナグア | 1:00pm – 2:00pm | サンホセ | 10:00pm – 11:00pm | 46ドル |
マナグア | 5:00am | サンサルバドル | 6:00am – 7:00am | 40.25ドル |
マナグア | 11:00am – 12:00pm | サンサルバドル | 10:00pm – 11:00pm | 57.5ドル |
マナグア | 5:00am | テグシガルパ | 1:00pm – 2:00pm | 30ドル |
マナグア | 5:00am | サンペドロ・スーラ | 6:00pm – 7:00pm | 46.1ドル |
◆コスタリカ発
出発地 | 出発時間 | 目的地 | 到着時間 | 料金 |
サンホセ | 12:00pm | パナマシティ | 4:00am – 5:00am | 42ドル |
サンホセ | 11:55pm | パナマシティ | 5:00pm – 6:00pm | 57.75ドル |
サンホセ | 3:00am | マナグア | 11:00am – 12:00pm | 42ドル |
サンホセ | 6:00am | グラナダ – マナグア | 3:00pm – 4:00pm | 28.75ドル |
サンホセ | 7:30am | ヒノテペ – マナグア | 4:00pm – 5:00pm | 28.75ドル |
サンホセ | 12:30pm | グラナダ – マナグア | 9:00pm – 10:00pm | 28.75ドル |
サンホセ | 3:00am | サンサルバドル | 10:00pm – 11:00pm | 84ドル |
◆パナマ発
出発地 | 出発時間 | 目的地 | 到着時間 | 料金 |
パナマシティ | 11:00am | サンホセ | 2:00am – 3:00am | 55ドル |
パナマシティ | 11:55pm | サンホセ | 3:00pm – 4:00pm | 40ドル |
サンホセのTICAバスターミナルでチケットの予約
サンホセ中心地からTICAバスターミナルへの行き方
今回僕らが利用したのはコスタリカのサンホセからパナマのパナマシティまで。
TICAバスは人気で直前だと予約が取れないということもあるそうなので、出発2日前にサンホセにあるTICAバスのターミナルにチケットを買いに行ってきました。
TICAバスのターミナル近くまでは、「Sabana Cementerio」と書かれた黄色いバスに乗れば135コロン(約26円)で行けます。但し、このデザインのバスは同じデザインの癖に全く違うルートとかを走っていたりするので乗り場に注意です。
TICAバスのターミナルへ行く場合の乗り場はこの辺り。「Calle 11」沿いの「Avenida Central」と「Avenida 1」の間です。
ここを出発して「Avenida 1」沿いをずっとTICAバスオフィス方面に進んでいくので、「Avenida 1」沿いでも捕まえられると思います。中央郵便局の辺りでも長いこと停車していました。
降り場はこの辺り。TICAバスのターミナルはmaps.meにも載っているので、乗車中に利用していれば降り場は間違えないかと。
ちなみに、帰りのバスは「Avenida 2」沿いのバス停から往路と同じデザインのバスに乗れば、180コロン(約34円)で国立劇場のちょっと先、中華門手前辺りまで行くことが出来ます。ここは色んなバスが走っているので、このバス以外でも帰れると思います。
そして、これがTICAバスのターミナル。周辺のコカ・コーラ地区は治安が悪いそうですが、この辺りは昼間だからか特に問題無さそうでした。
バスチケットの予約
サンホセからパナマシティまでのバスを予約しました。40ドルにtax2ドルが追加で掛かって合計42ドル(約4,222円)でした。予約の段階で座席の指定も出来ます。
支払いはクレジットカード払いも出来ました。現金で払いたいけど足りないという場合もターミナル内にATMがあるのでご安心を。
また、予約にはパスポートが必須なので忘れないように。
その後は併設されているTICAバスホテルのレセプションで、コスタリカ出国税の支払い。これは出発当日でも良いそうです。
こちらが支払いレシート。これは出国手続きの際に必要になるので無くさないように。
出国税の料金は8ドル(約804円)でした。
本来は7ドル(約704円)ですが、ここで支払うとTICAバスの手数料1ドルが上乗せされるみたいです。手数料を支払うのが嫌なら「Bancredito」という銀行で支払えば7ドルで済むみたいです。
僕らは1ドルのために探すのが面倒だったので、ここで支払いました。
出国税については、クレジットカードでの支払いは不可。
サンホセ→パナマシティ
TICAバスにチェックイン
移動日当日は出発の40分前までに来てチェックインをしなければいけません。カウンターに荷物を預けてパスポートとバスチケット、昨日支払いをした出国税のレシートを提出。
すると何だか色んなものを挟まれて返却されました。コスタリカの出国カードと荷物のタグ、パナマシティにあるAlbrookモールのパンフレットでした。
出国カードは出発前の暇な時間に記入します。また、それでも暇ならWiFiを使ってネットサーフィンを楽しみます。
TICAバスのサンホセ→パナマシティ
出発15分前からバスに乗車します。
バス内はエアコンとトイレ完備でシートもしっかりしています。使っていませんがWiFiも飛んでいました。後は昼の間はずっとモニターで映画が流れています。
予約が取れない時すらあるという話でしたが、バス内はガラガラでした。
途中の休憩は、16時頃にコスタリカ側で1回と夜中の0時半頃にパナマ側で1回の計2回ありました。
ついでにコスタリカ側、パナマ側共に国境付近で警察のパスポートチェックもあります。バス内も念入りに検査されるので少し時間が掛かります。この辺は麻薬の密輸ルートになっているので検査が厳しいようです。
コスタリカ/パナマの国境越えについて
<コスタリカ出国手続き>
コスタリカの出国手続きは、事前にTICAバスで貰っていた出国カードとパスポート、出国税の支払いレシートを提出して、すぐにスタンプを貰えました。たぶん30秒くらい。
手続きが完了したら歩いてパナマ側のイミグレーションへ向かいます。ちなみにバックパックはバスの中。パナマ側までバスが持って来てくれます。
<パナマ入国手続き>
パナマの入国手続きもあっさり終わりました。TICAバスで来たのかどうか聞かれて終了。
パナマの出国チケットと500ドル以上の現金(または口座の残高証明)が必要と言うことで、アメリカン航空のダミーチケットとネットバンキングのスクリーンショットを用意しておいたんですが、どちらも使わず仕舞い。TICAバスの予約をした時にも必要という旨は伝えられていたんですけどねー。まぁ無事入国出来て良かったです。
で、入国手続きが終わった後は、TICAバスの乗客全員の入国手続きが終わるのをバスの外で待って荷物検査を受けます。この時に税関申告書?見たいなのも書かされました。荷物検査は最初真面目な感じでやってたんですが、途中から検査のおばちゃんのやる気がなくなったのか、バックパックを見せただけで開けることもなく検査は終了しました。超テキトーです。
これで国境での全手続き終了。再度バスに乗車してパナマシティへ向けて出発します。国境に到着したのが19時頃で出発したのが21時前でした。コスタリカとパナマには1時間の時差があるので、国境には1時間くらい居たことになります。
パナマシティ到着。バスターミナルから新市街への行き方
朝4時半頃にパナマシティに到着。パナマシティはAlbrookのバスターミナルに到着します。
バスターミナル1階の北端に大きなフードコートがありました。とりあえずここで夜明けを待ちます。この時間でもコーヒーくらいなら飲めました。
このバスターミナルはこの時間でも警備員さんがたくさん居るので治安の心配も無いと思います。
ちなみに、24時間使えるATMもたくさんありました。
夜も明けてきた朝6時頃に動き出します。
フードコートにある売店でメトロのカードを購入しました。日本のSuicaのようなチャージ式のプリペイドカードで、パナマシティの公共交通機関はこのカードが無いと乗ることが出来ません。カード代2ドルと3ドルチャージ分の計5ドル(約503円)を支払いました。
2人の場合でも1枚のカードを使い回せるので1枚だけ購入すればオッケーです。また、購入の際にパスポートも必要でした。
予約していた安宿のある新市街まではこのカードを使ってメトロバスで移動しました。
パナマシティの安宿、行き方についてはこちら。
サンホセ→パナマシティのTICAバスまとめ
【移動日】2016.10.13
【料金】42ドル(約4,222円)
【手配方法】TICAバスオフィスで出発2日前に購入
【時間】12:00(コスタリカ時間) → 翌4:30(パナマ時間)
【所要時間】 15時間30分
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